初めに
メンバーになっている津久井湖ゴルフ倶楽部が主催するプロアマスクランブルゴルフコンペに参加した。第一線で活躍する女子プロと一緒にゴルフを9ホールするなかで様々な教えを頂いた。特に、最近、パターに痺れることが多く、思い通りに打てないので相談したら、多くのアドバイスを貰ったので忘れないように記録しておきます。なお、一緒にプレイして頂いたTさんとHさんの了承を得ていないので、目の部分だけ少し加工しました。ご容赦ください。
佐藤千紘プロ
今回、一緒にラウンドして頂いた佐藤千紘(ちひろ)プロだ。4歳からお父さんと一緒にゴルフをはじめ、中学1年生でお父さんに勝ち、2014年にプロ転向(JLPGA86期生)され、現在は国内外で活躍されている明るい性格の魅力的な女性だ。JGAのサイトでは、ドライバー、4番アイアン、パターが得意とある。確かにキレがある。日能研のワッペンが帽子に貼ってあるのを指摘すると、日能研は日吉能力開発の略と教えてもらった。
プロアマスクランブルとは
アマゴルファー(今回は3名)とプロゴルファ(今回は佐藤プロ)がそれぞれショットして、一つのボールを選び、その場所からまた全員がショットして、一つのボールを選び、また全員がショットする。ただし、今回はプロのショットを採用できるのは2回までというルールだった。プロのトーナメントの前日に開催されるプロアマ戦で採用されることが多いという。確かにこれであれば、上手な人もそうでない人もチームメンバーとしてゴルフを楽しむことができるし、良いスコアを実感できる。
今回の成績
今回は、9ホールで6個のバーディを獲得して30という夢のようなスコア。10組のエントリーがあり、我がチームは3位で商品として「特製うなぎ」と「京都産の特製クロワッサンのような食パン」を頂いた。パターでは貢献できなかったけど、アプローチやドライバーでは少しは貢献できてよかった。
パターの教え
パターは苦手ではなかったけど、もう10年以上苦しんでいる。きっかけは通常ボールよりも大きく重いパター用ボールで練習した時の違和感だ。それから脱しようと右往左往する日々が続いている。通っているスクールのコーチにも相談して様々な有益な教えを頂いているが、良くなったり、悪くなったりしている。今回、佐藤プロから教わったのは、次の9つだ。
その1:イップスはメンタル
最初に何が嫌なのかを聞かれた。強さか、方向性か、インパクトか。どれも嫌だけど、一番嫌と感じるのはインパクトの違和感だ。これをなんとか改善したい。特に、何度かパターをしていると改善するけど、最初のパターで痺れることが多い。イップスは肉体的なものではなく、メンタルなもの。プロでも起きる。プロでも、目を閉じて打つこともあると聞き、少し気が楽になった。
その2:ボールの軌道をイメージする
現在のボールの位置からカップの位置までボールが転がり、それが戻ってきたものをパターの表面で受け止めて、バックスウィングして、今度はパターの表面がボールに当たり、ボールがカップに落ちていく。そんなイメージを持ってパターをすると良いという。つまり、左脳ではなく、右脳をフル活用するべしということだろう。これは良い。
その3:30cmから50cm先にターゲットを決める
アドレスを構えた場合には、ボールからカップまでの状況を見て、ボールから30cmから50cmのあたりに目じるを見つける。アドレスでは、その目印に対して構える。ボールをヒットする時にもその目印を通過することだけを考える。これは特に方向性を良くする手段として秀逸だ。
その4:パターヘッドのトップとフィニッシュ
パターをするときに、ヘッドは振り子のように動作する。その場合には、どの位置までパターを振り上げて、今度はどの位置まで振るかを素振りの中で決める。実際のパターの時には、イメージした位置から位置までパターヘッドが動くようにする。この時に大事なことは腕でスウィングするのではなくて、腕を固定して、腕以外の大きな筋肉を使うこと。これは、距離感をよくする手段として秀逸だ。
その5;ドライブ力を与えるパターの打ち方
ほぼストレートのラインの場合には、真っ直ぐに打ちたい。この場合には、ボールの赤道の少し上をパターヘッドのエッジで打つ方法がある。これの練習には、十円玉を3枚重ねると約4.5mm。そのコインをボールの手前5cmほどに置いて、直径42mmのボールを打つ。ChatGPT先生に確認したら、次のような回答があった。
(効果)
・インパクトの最下点をボールの先に作る感覚が養われる
・ハンドファーストでの正しいインパクトが身につく
・トップやダフリの矯正につながる
・コインに当たれば「カチン」という音ですぐに分かり、フィードバックが明確
(実戦のコツ)
・ボールの手前 5cmほどに10円玉3枚を置く
・最初は素振りで「コインに当たらず、ボール位置に最下点を作る」感覚を掴む
・慣れてきたら実際にボールを打ち、当たらなければ正しい入射角で打てている証拠
その5:力点と作用点
力点と作用点は近いほど打ちやすい。いざとなればパターヘッドを手に持って打つぐらいの方法もある。実際はそこまでしなくても、自分の中でしっくりとする打ち方を見つけることも大事。
その7:コツコツと真面目に練習
真面目に練習するからイップスになる。かといって、練習しなければうまくならない。あまり考えすぎず、脳的にプレイすることも大事。確かに、小祝プロのように飄々としたプレイをすれば、イップスにもなりにくい気がする。
その8:第三者の立場で俯瞰する。
アドレスしたら自分から少し離れた位置で自分を見るつもりで俯瞰するのも良い。そうすると客観的に自分を見ることができる。
その9:動から動へ
ゴルフは静から動だけど、できれば、動から動の方がスムーズ。このためには、常にどこかを動かして起きて、ルーティング化する。佐藤プロの場合には、ヘッドで地面をトントンと叩くような動きからバックスウィングを起動している。自分なりの方法を見つけたい。
まとめ
今回初めてプロアマスクランブルに参加した。教わったことや得たことはパター以外にも多い。今後も機会があれば、プロに教わる機会を作っていきたい。今回の企画を準備して実現して頂いた津久井湖ゴルフ俱楽部の関係者の皆様とプロの皆様とご一緒頂いた方々に感謝します。
以上