ゴルフのエイジシューターを目指す人が多くなれば日本は元気な社会だろう。

はじめに

昨日、将来の夢を3つ書いた(参考)。社会人起業家を目指すこと、エイジシューターを目指すこと、世界放浪の旅に出かけること。この中で特に難易度が高いエイジシューターについて今回は掘り下げたい。

ステップゴルフ

昨年9月に近所にオープンしたステップゴルフに通っている(参考)。オープニング時は男性のコーチだったけど、1ヶ月ほどで松本なな先生に変わった。若くて美人の先生なのでインセンティブアップ効果は大きい。今日はレッスンの日だったが、都合が悪いらしく、代わりに男性の山川プロに指導頂いた。力は2−3割でゆっくりとスウィングする練習をしているというとその練習方法は非常に良いと肯定してもらった。また、フィニッシュで左足に乗り切れないのは、筋力のせいか?それとも柔軟性のせいか?と質問すると、「デンデン太鼓のように能動的に振るのは軸であり、腕や足はそれに合わせて追随するもの。意識すべきは丹田です。」という回答だった。これは目から鱗だ。

(出典:StepGolf)

丹田を意識する

先週開催された宮里藍サントリーレディースゴルフトーナメント2021では、2017年以来の2度目の優勝を果たし、全英女子オープンへの出場資格を得たのが青木瀬令奈プロだ。そして、青木プロは、丹田を意識することを勧めている。「ヘッドの重みを感じるためには、腹筋を意識することです。腹筋と言ってわかりにくければ、オヘソの少し下、いわゆる丹田に力を入れるイメージ。これで体の軸がしっかりとできて、体がグラグラしなくなります。軸のイメージができることで、ヘッドの重みがより感じられ、それが走ることがわかると思います。」と言っている。実際、丹田(正しくは下丹田)を意識するとスウィング全体が安定する気がする。

(出典:Regina)

パターはもう少し上

山川プロが2回目に回ってきたときに、丹田を意識するのはすごくいい。アプローチも丹田を意識すると手打ちがなくなる気がすると伝え、パターも同じですか?と聞くと、「パターは丹田ではなく、みぞおちより少し上の胸の真ん中あたりを意識すると良い」という回答だった。確かに下半身は安定させるので、両脇の真ん中あたりからウルトラマンのようにビームが放射されている意識でパターすると良いかもしれない。ここは正確には中丹田と言う。今度、ラウンドするときには試してみたい。少なくとも、パターイップスの予防や対処にもなりそうな気がする。

歳を重ねないとできない目標

男子プロも女子プロも若返りが進んでいる。渋野日向子プロが2020年の「AIG全英女子オープン」では海外初挑戦にして、日本人二人目のメジャー優勝を果たした。2021年6月には全米女子オープンの最終日に笹生優花は、畑岡奈紗と優勝を争うという夢のようなプレーオフを制してLPGAツアーのメジャー優勝を果たした。しかし、こんな素晴らしいプロでも若いうちには果たせない夢がある。それはエイジシューターだ。つまり、72歳の人がパープレーでラウンド(=72)すると、年齢以下なのでエイジシューターとなる。

世界初のエージシューター

PGAツアーで最初にエイジシューターとなったのは、サム・スニードだ。1979年に当時67歳で2日目に67で回った。ちなみに、最終日も66をマークして、再び達成した。以前、サム・スニードの著書を読んだことがあるけど、結構わかりやすく解説していたように覚えている。

(出典:PGA)

日本初のエージシュータ

日本では1981年にPGA関東プロシニアゴルフ選手権で中村寅吉プロが66歳のときに65でラウンドしてエイジシューターを記録している。プロゴルフツアー(PGA)では2018年までに達成者9名、合計24回達成されている。日本エイジシューター協会によると、これまでに教会では36名のエイジ・シューターを認定しているようだ。男子は6000ヤード以上、女子は5000ヤード以上のコースで達成すること。そのスコアカードに同伴していた人がサインをして、年齢を証明する書類と一緒に協会に送れば、認定証と盾が授与されるという。まさに夢のような栄誉だといえる。

車ない、会員でない、時間もない、お金もない

以前、会社の先輩からゴルフするなら車と会員権ぐらいはいるだろうと言われたけど、車もないし、会員権もない。今は、まだ会社に勤務しているので自由になる時間も限られているし、自由になるお金も限られている。そんな自分がエイジ・シューターを目指すのは無謀だろうか。

課題の整理

厳しい目標ではあるが、不可能でもないだろう。これを実現するための課題を整理しておこう。課題とは解決すべき問題(=理想と現実のギャップ)だ。

課題1:ドライバー

飛距離は200ヤードは超えるが、飛距離も方向性も安定しない。最近はドロー系のボールが多いが、丹田を意識して飛距離と方向性を安定させることがまずは重要だ。ドライバーショットがほぼ狙い通りに行けば、90は切れるようになる。

課題2:パター

いつ頃からだろう。4−5年前から急にパターで痺れるようになった。しかも、ひどい時は練習中にもおかしくなる。この原因は、パタースイングがおかしいことを身体が自覚して、脳の指令を待たずに右腕が先行して動くためだと思う。両脇を結んだ真ん中あたりを左右に揺らすつもりで、ゆったりとしたパターを心がけよう。パターが復調すれば、85には行くだろう。

課題3:20-30ヤードのアプローチ

これがなかなか難しい。パターのイップスが収まってきたと思ったら、今度はアプローチでトップが出たり、だふったりする。明らかに右腕が先行的に動く。パターのイップスと同じだ。でも、これも丹田を意識して、ゆったりとスウィングすることで完治するような気がする。また、難しいと思ったらピッチングでのアプローチにもトライしてみたいところだ。

課題4:7番から9番のアイアン

ミドルホールの2打目では120yから150yを残すことが多い。距離計算と方向計算が合えば、パーオン、パーパットを量産できる。このときに重要なのは7番から9番のアイアンだ。コツは、少し大きめのクラブにして、丹田を意識しながら、ゆったりとスウィングすることだ。7番から9番のアイアンでナイスオンが続けば、80代前半も夢ではなくなる。

課題5:3番から5番のロングアイアン

かつては3番で200ヤード前後を狙えたが、最近はどうも不調だ。3番アイアンの代わりに5番ウッドを入れてもいいけど、今のウッド系のラインナップは1番と3番のみだ。200-220ぐらいのワンオンを狙えるようになればパー5の攻略でパーオンパーパットだけではなく、バーディチャンスを作る可能性を高めることができる。これができれば70代後半も夢ではない。

課題6:コースマネジメント

これは本当はもっと上位の課題だ。コースの攻略方法をあらかじめシミュレーションして、うまく行ったことと、うまく行かなかったことを分析して、次の練習につなげる。そのようなPDCAを回すことができれば、ホームコースでの70代前半も夢ではないだろう。

(出典:中スポ

課題7:体力と柔軟性

コロナ禍で自粛を真面目に励行したときには、まともに歩くのさえ辛くなった。時々散歩したり、サイクリングしたり、ゴルフの練習をしたりして、徐々に体力を戻してきた。大事なことは運動能力と柔軟性だ。ジョギングはあまり好きではないし、膝を痛める可能性があるので、水泳とかサイクリングがいいかもしれない。柔軟体操はいつでもできるし、機会があればヨガ教室なんかにもトライしたい。バランス感覚を磨くことも大事だ。バランスボールでも購入してトレーニングするのもいいかもしれない。心身ともに健康ならパープレーも夢ではないだろう。

まとめ

エイジシュータを目指すというゴール設定をすることが大事だ。ゴールが決まれば戦略も立てられる。面白いのは、歳を重ねるほどに、実現の可能性が高くなることだ。自分が100歳になる頃には、元気な100歳が多いかもしれない。100歳で100切りというオプションもある。また、丹田も正しくは眉間の間の上丹田、胸の中丹田、さらにへそ下の下丹田とある。これら丹田を意識するのは理に叶ってそうだ。日本中のシニアプレーヤーの多くがエイジシュータを目指すような社会は元気で活力がみなぎっていると言えるのではないだろうか。

以上

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