TED視聴:ゴルファーを上手にしすぎたゴルフボール。でも、もっと上手くなりたい。

はじめに

今日は、キーワードとしてゴルフでTED動画を検索してみたら、ゴルフボールの歴史のような動画だった。ゴルフ好きにはたまらないトピックも満載だった。興味のある人は是非トライしてみてほしい。

(出典:TED動画

ゴルフボール

ゴルフとは、ティアップしたゴルフボールをクラブで打って、少ない打数でホールインするまでの回数を競う競技だ。そして、そのボールは、ゴルフ規則によれば、重量は45.9g以下で直径が42.7mm以上となっている。ゴルフクラブと同様にR&Aおよび米国ゴルフ協会によるテストで承認される。規則に適合しないものでも規定外で楽しく無事はできても、ゴルフの競技に使用する事はできない。

初期のゴルフボール

14世紀から17世紀にかけてゴルフ発祥の地であるスコットランドでは、硬い木のボールが使われたと考えられれているが、物的証拠があるわけではない。1846年にオランダから牛の毛を詰めた革製のボールが輸入されている。その後は、手縫いの皮にガチョウの羽などを詰め込んだフェザリーボールも使われている。ただし、一つずつ手作りだったので、一個で2〜5シリング(現在の価値では1000円から2500円程度)と高価な割には、不規則な飛び方をするし、濡れると飛ばないし、すぐに壊れるが、19世紀まではゴルフボールとして使われたようだ。今でも7000円ほどで購入できる。

(出典:Hickory)

ゴム糸巻きのゴルフボール

フェザリーボールの後に続いたのは、ガタという木の樹液から作られるゴム毬のようなボールだ。1848年にアダムパターソン牧師によってガタパーチャボールが開発された。当時の最高飛距離は225ヤードと言われており、ディンプルらしいものもついていた。これをさらに進化させたのが、1898年にコバーンハスケルが開発した糸ゴムで巻きつけたボールだ。当時の最高飛距離は430ヤードとされる。初期の糸巻きボールの表面はツルツルだったけど、表面に傷がつくと飛距離が伸びることに気づいたプレーヤや新しいボールにわざと窪みをつけるようになった。これがディンプルの始まりとされる。1905年には、ウィリアム テイラーが初めて窪みのあるボールを開発した。なお、この糸巻きボールができるまでは、ボギーが規定のスコアだったけど、みんなのスコアが良くなり、今ではパーが規定のスコアとなった。そして、1935年には国産第1号となるゴルフボールのブリヂストンが開発した。中心のコアのまわりに糸が巻かれ、天然ゴムのカバーが用いられたこのボールの価格は1球1円だった。現在の価値では約1,600円と大変高価なものだ。

(出典:ブリヂストン

 

ディンプルの開発

時代は少し戻って1900年代初頭には、ボールにディンプルを加工することでボールの飛距離が伸び、かつ軌道もコントロールできることがわかってきた。デイビッド・スタンリー・フロイ、ジェームス・マクハーディー、ピーター・G・ファーニーは、1897 年にくぼみのあるボールの特許を取得している。フロイは最初の試作品で1900年にセントアンドリュースのオールドコースで行われた全英オープンに参加している。

(出典:history)

自分だけの目印

他人のゴルフボールを自分のボールと間違って打つと、2打罰のペナルティとなる。マッチプレーの場合にはそのホールでの負けとなる。万一、誤球をした場合には、即座にプレーを中断して、自分のボールを探しましょう。そして、自分のボールである子を外見で明瞭に見分けられるように、マーキングをしたり、シールを貼ったり、マジックで目印を書いておこう。ネーミングなども良い方法だ。

(出典:Highest Golf)

RFIDによるボールの探索

ゴルフボールがどこに行ったか分からなくなった経験はゴルファーなら誰しも経験があるのではないか。そんな時にも無線機能を用いて探索できればと考える人がいてもおかしくない。1973年には無線送信機を埋め込んだゴルフボールが開発されたが、競技では禁止された。最近では、RFIDを実装させたゴルフボールが研究されていて、特許も申請されている。トーナメントでは違法とされるが、ゴルフ練習場で用いると正確な飛距離を計算することもできる。ワールドゴルフシステムズグループが開発した商品をキャロウェイゴルフが所有するコンピューターレンジで使われている。TopGolfが誕生した。

(出典:YouTube

飛距離の世界記録

ゴルフの醍醐味はやはりその圧倒的な飛距離だろう。ロングヒッターは必ずしもベストプレーヤーでないかもしれないけど、やはり魅力的だ。カナダのロングドライブ・チャンピオンであるジェイソン・ズバックは、スポーツ・サイエンスのエピソードで、ゴルフボールの時速328km(204mph)の世界球速を記録した。PGAツアーのトップドライバーの平均が305ヤードであり、平均的なアマチュアは225ヤードだ。ギネスワールドレコードに登録された世界記録は1974年の515ヤードだ。米国のシニアナショナルオープン予選で64歳のマイクオースチンが43.5インチのスチールシャフト付きパーシモンウッドドライバーで放った。

(出典:YouTube

ゴルフの世界記録

ゴルフは上がってなんぼだ。いくら飛距離が出てもアプローチやパターが決まらなければスコアはまとまらない。世界最小のゴルフスコアは幾つだろう。2010年に愛知県の名古屋ゴルフ倶楽部和合コース(6540ヤード・パー70)で開催された中日クラウンズにおいて、石川遼は58でラウンドして、当時の世界最小記録を達成した。トップと6打差の18位タイからスタートした石川遼選手は、最終日に12バーディーを奪い劇的な逆転優勝を果たした。しかし、そのわずか2年後の2012年5月12日にオーストラリアのライン・ギブソン氏(1986年2月1日生)が55を達成した。オクラホマ州エドモンドにあるリバーオークス・ゴルフクラブで行われた試合で12バーディーと2イーグル(つまり、パー4回、バーディーが12回、イーグルが2回)という16アンダーでラウンドした。

まとめ

今日は大好きなゴルフの話題のTED動画を視聴して、ゴルフの蘊蓄(うんちく)についてレビューしてみた。ゴルフの歴史を知れば、ゴルフがまた好きになるかも知れない。

以上

最後まで読んで頂きありがとうございます。

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