ゴルフスウィングは側屈が基本!これに回転を加えて完成か!

はじめに

ゴルフは一見簡単に見える。止まったボールをクラブで叩けばいいだけだけどこれがなかなか奥が深い。なぜ難しいのかといえば、初心者はまずスライスになる。中級になると引っ掛けになる。100をきるゴルファーは全体の3割程度で、90を切るのは16.4%だ(出典)。80を切って70台で回るゴルファーは全体の3.6%だ(出典)。上級者になるには、心技体の体では、手打ちを卒業して、体幹を活用する必要がある。

体側を伸ばす

下の図は宮里藍のゴルフスウィングのイメージだ。宮里プロは1回のスウィングを2分程度かけて動作を確認しながら練習するようだ。自分もゆっくりとしたスウィングの練習をすることはあるが、10秒程度だ。120秒でのスロースウィングでの練習は凄すぎる。ここで注目したいのはトップ及びフィニッシュでの体側の伸びだ。


(出典:honda

側屈王子

フィニッシュでの体側の角度のランキングでは、チリのプロゴルファーであるホアキン・ニーマン(Joaquín Niemann)がダントツだ。ホアキンは2017年5月から2018年4月まで、アマチュアゴルファーランキング1位を獲得していた。これほどまで体側を使う人は珍しいかもしれない。各自の体力や柔軟性をチェックして、自分に適した側屈(side bending)の度合いを見つける必要がある。

(出典:ゴルフダイジェスト

普段からのストレッチ

ゴルフのプレーの前や練習の前にはストレッチを行う。普段から風呂上がりの時などにもストレッチをしたい。この場合には前屈だけではなく、側屈のストレッチも日常化しておきたい。


(出典:honda

ゴルフスウィングの因数分解

個人的には、ゴルフのスウィングを数式のように因数分解したいと考えている。まだ、何が正解かは分からないけど、下の図のように、河本結を指導する目澤秀憲プロコーチはローテーションとスラストとサイドベンドの組み合わせだと説明する。体幹の動きは確かにこの3つだろう。これに肩甲骨の動きや上腕の動きなどが加わることになる。

(出典:ゴルフダイジェスト

側屈+回転=トップ

ゴルフスウィングでは、側屈が重要だと思うけど、あまりそのような指導をしていることを聞いたことがなかったけど、調べるとマーク金井が丁寧に説明していた。側屈と回転を組み合わせるとなぜか綺麗なトップとなる。注意すべきは背中を丸くすると側屈できないので、胸を少し張った感じで、胸を右に向けると説明している。確かにその通りだ。

(出典:マーク金井

コンピュータグラフィックでのシミュレーション

前述の目澤プロのYouTubeを見ると、コンピュータグラフィックによる分析までしている。アドレスでは右肩が10度程度下がっている、バックスウィングでは逆に左肩が下がり、それがトップまで維持されている。ハーフウェイダウンで両肩が水平になり、インパクトでは右肩が28度程度下がっている。腰の位置もアドレスではほぼ水平だが、トップでは右腰が上がり、ハーフウェイダウンでほぼ水平になり、インパクトでは左腰が上がっている。これはPGAツアーのトップ選手のスウィングのようだが、トップとフィニッシュでしっかりと側屈(サイドベンド)していることを指摘している。

(出典:ゴルフダイジェスト

前傾角度は別途

側屈の角度の最適値はプレーヤの体力や柔軟性で決まると思う。一方、前傾角度の最適値はどうなのだろう。横振りの人は浅く、縦振りの人は深い。また、ドライバーの時は横振りだけど、アイアンやアプローチは縦ぶりだろう。横振りだとドロー系になりやすいし、縦ぶりだとフェードになりやすいような気がする。この辺りは、もう少し研究して投稿することにしたい。

(出典:tom49.com

まとめ

今回は、ゴルフスウィングの因数分解に挑戦した。体側を伸ばしたり、縮めたりすることを側屈という。この側屈の重要性と有効性はある程度確認できた。この側屈の動きをベースにしたスウィングにすると、ドライバーやアイアンだけではなく、アプローチやパターも体幹ベースでのスウィングとなるため、安定するような気がする。右の手首や右の肘に痛みがあるので、しばらくは体側を意識して練習を続けたい。

以上

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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