米倉誠一郎教授のイノベーションにかける想いは熱い。(前半)

はじめに

2019年4月から法政大学経営大学院に通い始めた。今日はその時の同級生と久しぶりに美味しいビールを頂いた。当時投稿したものを、読み返してみたい。

経営大学院の授業始まる

火曜日の夜と木曜日の夜にそれぞれ1講座、土曜日に3講座を受講して、計5講座だ。このペースを維持すれば、1年間は4学期で、1講座2単位なので、40単位となる。上限を考慮して後半調整すれば良い。ということで昨日は3つの講座を受講した。どれも興味深かったが、やはり米倉誠一郎教授(今後は「米倉先生」という)の講座がダントツに面白かった。

米倉信者

イノベーションに興味のある人なら、米倉先生の著書を読んだことがある人も多いだろう。1953年5月生まれなので、65歳(当時)。一橋大学の名誉教授で同校には米倉信者も多い。イノベーションの研究者であり、2002年に始まった日本元気塾の発起人でもある。内面の熱さが外見にも滲み出ている。個人的には、女優の米倉涼子と似ている気がする。何れにせよカッコいい。

一橋大学からハーバード大学へ

経営学といえば、野中郁次郎先生が有名だ。調べると1935年5月生まれなので、米倉先生より18歳年長だ。そして、米倉先生はハーバード大学のアルフレッド・チャンドラー教授にお手紙を書いて、師事されている。貧乏学生だったが同校では約3000万円ほどの奨学金を受けたと著書に記しているが、ハーバード大学で博士号を取得し、一橋大学に戻られた。2017年に一橋大学を定年退職され、同年から法政大学大学院で教鞭を取られている。このタイミングでなければ、米倉先生の話を聞けなかったと思うとその出会いに感謝する気持ちで一杯だ。

独特の授業

通常、最初の授業では自己紹介とか授業の進め方とか、宿題とか、成績のつけ方とか、生徒の関心がありそうなことから話が始まることが多い。しかし、米倉先生の授業は、まず自分の著書を2つの時期に分けて、その違いを説明した。真面目な時期の著書群と、イノベーションに目覚めた後の著書群だ。前者は硬い。ネットで見てもなかなか出てこない。最近の著書は皆派手だ。インパクトがある。何があったのだろう。

バットで殴られたような衝撃

米倉先生が留学したのは米国の東海岸だが、1995年に西海岸のシリコンバレーに訪問した時には、大変なカルチャーショックを受けたという。本人の弁でいえば、「後ろから頭をバットで殴られたような」衝撃だったという。何に衝撃を受けたのかといえば、当時だとYahooだ。今ではGAFAを筆頭とするプラットフォーマだ。新しいビジネスを日本でも立ち上げないとダメだと強く感じた。それがその後の米倉先生の活動の原動力のようだ。

Uberの狙いと必然性

トヨタ自動車とソフトバンクが提携したのは衝撃的だが、トヨタ自動車にとっては必然だった。なぜか?物を売れば儲かる時代は終わった。自動車を購入してもその稼働率はわずか4.2%だ。年間では20日ぐらいしか使っていないのが現状だ。そんな風に遊んでいる車がある一方で、移動したいというニーズがある。これをマッチングするのがUberだ。同様に空いている部屋と宿泊したい人をマッチングするのがAirbnbだ。自分も海外旅行時にはAirbnbは愛用しているがポイントは提供者と利用者の立場がイーブンでお互いがお互いを評価し、それが信用度として残る点だと思う。
出典:クルマの平均稼働率とカーシェアで実現したいコト【Clooks】 | 合同会社Clooks

順応と創造的対応

日本の新聞だけ読んでいてもダメだ。タイムズとかFTとか別のメディアにもアンテナを伸ばせ。今ならネットで簡単に読めるし、簡単に翻訳もできる。そして、外的変化に対応する方法には、順応と創造的対応がある。通常は順応することで生き残る。しかし、これからはびっくりするような新しい方法を考えて、実行する創造的対応が重要だという。そのためには情報感受性を高める必要がある。

出典:感受性の強い人の生きづらさを理解する | 池袋、朝霞で行う安心のカウンセリング

まとめ

これ以外にもいろいろと興味深いトピックが満載だった。米倉教授の授業を直に受けられたことは本当に幸運だ。米倉教授曰く、君たちはチャンドラーの孫弟子だ。これからも経営の観点、イノベーションの観点を忘れずに研鑽したい。12月13日には法政大学経営大学院の公開講座でヤマトホールディングスの山内会長をお招きして、「クロネコヤマト次の1手」についての講義がある。これは必見だ。また、報告したい。

以上

最後まで読んで頂きありがとうございました。

(参考)今回の投稿は2回ものだ。後半は次のようなトピックが機関銃のように話された。

https://kz-pe.com/mba-6/

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デジャブとブジャデ
なぜ財閥が日本の経済を支えたのか
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