副反応と副作用、陽性者と感染者、ワクチン接種は問題解決の手段の一つであって、目的ではないはず。

はじめに

コロナ禍の早期鎮静化を多くの人が願っている。テレビではワクチンしか解決策はないように断定することが多いが本当にそうなのだろうか。ワクチン接種が有効な解決策であることは確かだけどそれは問題解決の手段であって目的ではないはずだ。しかし、マスメディアの報道ではワクチン接種の促進を目的化していて、そのベクトルにそった情報を開示しているように感じる。事実は事実として、忖度せずオープンに開示し、それぞれが判断すべきなのではないだろうか。

副作用と副反応

薬には主作用と副作用がある。主作用とは病気を直したり、症状を軽くする働きだ。しかし、薬は毒の裏返しとも言うように副作用がある。副作用をできるだけ抑え、主作用をできるだけ強化することが望ましい。最も怖い副作用は、アナフィラキシー・ショックなどのアレルギー反応だろうか。同様にワクチンにも主作用と副作用があるが、なぜか日本では副反応という。このワーディングにはセンスがある。あまり、深刻な感じがしないのは自分だけだろうか。

(出典:相模原市薬剤師会

陽性と感染者

PCR検査で確認できるのは陽性か陰性だけど、一般的にマスコミでは陽性者と感染者を区別することは少ない。陽性者の中にも重症者や軽症者や無反応者がいるはずだけど、PCRの陽性者を感染者として毎日テレビで報道されることが多い。オリンピック関係者には徹底した新型コロナ対策を実施しているようだけどPCR検査して陽性だった場合に、感染者とは言わない。徹底して陽性者と呼んでいる。常識的に考えれば選手から感染者が出ればそのチームは残念ながら対戦を辞退すべきだと思う。南アのサッカーはどうするのだろう。間違っても選手村で感染者が爆発的に拡大する事態は避けたい。


(出典:毎日新聞

年代別の重症者

デルタ株は感染力が高く、感染者数(=陽性者数)が増加傾向にある。また、重症者数もしばらく減少していたがここにきて反転増加しているようだ。年代別の感染者数(=陽性者数)はテレビでも報道されるが、年代別の重症者数はあまり報道されない。しかし、若者はネットでの情報やYouTubeでの情報で若年者の重症度率が低いことを知っている。肥満の若者や持病を持っている若者は要注意だけど、健康な若者に無理にワクチンを打たせるメリットがどこにあるのかを明確に説明すべきだ。若者にとってメリットよりリスクが大きいなら慎重にすべきだ。少なくとも同調圧力をかけるべきではない。年代別の陽性者数だけではなく、重症者数や死亡者数などが重要な判断指標となるはずだ。良心的な新聞では報道していたが、多くのメディアではワクチン接種の妨げになる懸念のある情報は制限している感覚を受ける。

(出典:福井新聞

開業医の対応

日本では医療体制が充実しているのに医療体制が逼迫する理由が理解できなかったけど、色々調べると町医者での水際作戦が機能していないということだと理解できた。「コロナ対応は、発熱外来での抗原検査やPCR検査を用いた診断に始まり、採血やCTによる重症度の評価、治療、自宅療養者の管理と続きます。9割以上の開業医が、最初の発熱対応すら拒否するなか、僕は1年3カ月、フルコースでやってきました。」とコロナ患者を拒否せず懸命に治療にあたっている医師の声だ(出典)。開業医の多くがなぜコロナ対応を拒否するのかといえば、色々と理由もあるが、個人的には以前も投稿したように、指定感染症の2類指定が大きいと理解している。m3.comが医療従事者を対象に意識調査したところ、医師の7割弱は「2類相当措置の見直し必要」と回答している。専門家である医師の7割が2類ではなく、「新型インフルエンザ等に分類(30.1%)」や「3〜5類に分類(28.4%)」と多いのになぜ実現しないのだろう。すでに2021年1月に1年間の延長を決めたので途中で変更はできないということなのだろうか。国際政治学者の三浦瑠璃氏は「指定感染症から外すか指定レベルを下げるべきだ」と主張しているが、多くのテレビではこの話題をスルーしている(出典)。

(出典:m3.com)

新型コロナによる死亡者とワクチン接種後の死亡者

ワクチン接種が原因で死亡した場合には、予防接種健康被害救済制度に基づいて補償金(一時金で4,420万円)が支払われると田村憲久厚生労働相は説明している。ワクチン接種後に急死したと認知されている日本人はすでに550人を超える(出典)。2月17日から7月2日までの期間でワクチン接種後に死亡が報告された事例は556人だ。6月18日までの報告数が355人だったので、2週間ほどで200人以上増加している。しかし、接種後に死亡した遺族に対して4,420万円が支払われた事実はまだないようだ。80代男性が118人と多い。補償金が支払われるのは、ワクチン接種が死亡の原因と科学的に証明されることが条件となっているが、ワクチン接種前後の検査データがないことが多く、ワクチンが原因と疑わしいものであっても因果関係不明とされることが多いようだ(出典:女性セブン)。コロナによる死亡者数は、交通事故でも他の病気でもコロナによる死亡とカウントするのに、それでも5月21日の113人から7月19日の13人まで激減しているようだ。新型コロナによる死亡者は減少し、ワクチン接種後の死亡者数が増加していることをなぜ報道しないのだろう。

(出典:JHU)

まとめ

自分自身はワクチンを地元で接種するつもりだ。すでに2回分の予約をしている。本当は接種したくないけど、家族の説得もあり、妥協した。たぶん、大丈夫とは思うけど、接種前と接種後の血液検査ぐらいはしておきたい。すでに抗体を持っている人も一定数いるだろう。抗体を持っていればOK、持っていなければワクチン接種ということにはならないのだろうか?どうも手段が目的化している気がする。ワクチン接種にかかる費用は20ドルから40ドルと何かで出ていたが、仮に40ドルとして1億人に2回とすると、1ドル110円として8,800億円となる。新型コロナワクチンの市場は、世界規模では8兆円と見込まれている。日本国民の健康のためではあるが、そこにどうもお金や利権や選挙対策の匂いを感じてしまうのは、穿った見かたなのだろうか。いずれにせよ、東京五輪・パラリンピックが無事に開催され,閉会時にはコロナ禍も収斂していると願いたい。

以上

最後まで読んで頂き、ありがとうございます。

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