疑問3)新型コロナのワクチンは安全か?賛成派・懐疑派・不明派が各3割で残り1割が否定派だった。

はじめに

新型コロナは早く鎮静化して欲しい。東京オリンピック&パラリンピックも実施の方向で進んでいるが、大丈夫なのだろうか?4つの疑問に対する意識調査をするためにアンケートを実施したのは5月27日に投稿した。そのうち疑問3の新型コロナのワクチンに対する認識として、現状は安全と考えている人はわずか1.8%だった。ほぼ安全が30.4%、わからないが31.3%だった。リスク不明15.2%と実験レベル12.5%を合わせた会議はが27.7%。リスクありは8.9%と少数派だった。

疑問3:新型コロナへのワクチンの副作用のリスクはないのか?

ワクチンの効果とリスクはそれぞれ肯定派と否定派が拮抗している。薬投与の影響は副作用と言うが、ワクチンに対しては日本語では副反応と呼ぶ。英語ではワクチンの場合も薬の場合も「side effect」で特に区別していない。

アンケートでの質問文と選択肢

質問文

新型コロナのワクチンは医療関係者や高齢者から順次接種が可能となっていて事態の改善が期待されています。このワクチンは安全であり、(副作用ではなく)副反応は極めて少ないとしています。ワクチンのリスクに対して、現状はどの程度まで安全だと思いますか?また、どの程度安全であるべきだと思いますか?

選択肢

下の6つの選択肢から選んで頂いた。アンケートではころん「:」の右のみを提示。左側グラフと連動した略称。

安全:現在及び将来にわたって安全だ
ほぼ安全:現状では非常に軽微かつ少ない確率での副反応しかなく安全と言える
実験レベル:動物実験では安全は確認されている。人体への投与は始まったばかりだがほぼ安全と言える。
リスク不明:短期的なリスクは小さいが5年後、10年後にどうなるかはわからない。
リスクあり:リスクは小さくない。
わからない:わからない

アンケートの集計結果

現在の状況では分からないが35人(31.3%)であり、それ以外で最多は「ほぼ安全」の34人(30.4%)で、ついで「リスク不明」が17人(15.2%)だった。一方、あるべき状況では、わからないが32人(28.6%)であり、それ以外では「ほぼ安全」が33人(29.5%)であり、ついで「安全」が29人(25.9%)だった。

3つの個人的な期待

期待1:PCR検査の陽性者の減少

新型コロナの感染者が増加するときには、PCR検査数も増加している。なぜかと言えば、感染者が見つかると濃厚接触者をサーチし、その中で例えば濃厚接触者の2割が発症していると、今度はその人の濃厚接触者をサーチする。この結果ネズミ算的に感染者が増大する。しかし、ワクチンを摂取すると感染しても95%は発症しないので、計算上は一人の感染者の濃厚接触者の1%の発症者しかでないので、PCR検査数が減少し、結果として新型コロナの感染者が減少する。新型コロナが18ヶ月ほどで沈静化する可能性に期待したい。

期待2:オリンピックの開催

ワクチンは感染を防ぐものではなく、発症を防ぐものだけど、結果的にはマスコミが報道する感染者数は7月から8月にかけて激減するのだろう。そして、政府はワクチンの効果だと持ち上げるだろう。注意すべきなのは、感染者が減少したのではなく、発症者が減少しただけだ。しかし、その結果、集団免疫を獲得できるのだとすれば悪いことではないかもしれない。改善ムードの中でオリンピックの開会式を迎えられることを期待する。

期待3:新型コロナの感染症の指定変更で収斂か

オリンピックは乗り越えられてもパラリンピックの前に感染者が急増する事態が発生する可能性は否定できない。日本の夏の暑さや湿気でウイルスが沈静化してくれれば、時間を稼げるかもしれない。しかし、2021年末から2022年にかけての冬の季節に新型コロナか、その変形型が急増する可能性は懸念される。これへの対応策は明確で疑問4の解消だ。つまり、新型コロナを2類から5類に変更できれば医療崩壊は回避できるだろう。2021年1月に1年の延期を決めているので、今度こそ2類から5類へ変更されることを期待したい。

まとめ

現在は早期沈静化のためには安全を多少犠牲にしても、ほぼ安全レベルであってほしいというと言う切実な声が聞こえそうだ。しかし、あるべき状況としては、やはり安全レベルを高めてほしいと言うことだと感じる。コロナワクチンに対するリスクについては多くの識者が指摘している(参考)が、何が正しいのか、何が正しくないのかを自己責任で判断する必要がある。

以上

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P.S.コロナワクチン摂取者は献血できないというネット情報があったが、これは事実ではないというか古い情報のようだ。薬事日報(2021年04月30日) には次のような掲載があった。ただ、不思議なのは、これに先立つ2月の薬事・食品衛生審議会では4週間の隔離を設ける方向で多くの委員が了承している。なぜ4週間から四十八時間に変更したのだろう。ワクチン摂取者からの献血を受けた人にはどのような影響や効果があるのだろう。

薬事・食品衛生審議会血液事業部会安全技術調査会は27日、新型コロナウイルス感染症ワクチンの接種者が献血を行う場合、接種後48時間は献血ができない期間とする方針を決めた。従来の不活化ワクチンなどは、接種後24時間を採血制限期間として設定していたが、新型コロナウイルスを対象としたmRNAワクチンは接種後24時間から48時間以内に発熱や頭痛、倦怠感などが認められているため、献血者の安全性を考慮し、採血制限期間を長くした。厚労省は近く、日本赤十字社や各自治体向けに通知を発出する方針。
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