はじめに
この10月より東京大学大学院の科目履修生になることはすでに投稿した。大学の学習システムへのアクセス方法などの展開はすでに受け取ったが、まだ学生証が来ない。学生証がなくても、大学の図書館は利用可能なはずだけど、やはり学生証が届いたら、ぜひ図書館でゆったりとした時間を過ごしたい。社会人学生を検討する人が増えるように、感じるとことや参考になりそうなことをまとめたい。
社会人学生の動向1
社会人大学院生の入学者数の推移を見ると、下の図(左)の修士課程では男性の方が若干多いがほぼ男女で半々だ。これはちょっと意外だった。一方、下の図(右)の専門職学位課程では男性が7割に女性が3割だ。自分がこの3月に卒業した法政大学のMBAでも6割が男性、4割が女性だったので、だいたい感覚にはあっている。修士課程の学生が令和元年では約7千人で減少傾向、専門職学位が約4千人で増加傾向。コロナ禍で働き方改革も進む中で社会人学生が増える方向に向かってほしいと思う。
(出典:文部科学省)
科目履修生とは
正規の大学生や大学院生になる方法があるが、昼間働いて、フルの学生をするのは結構きついと思う。専門職学位課程の社会人学生が増えているのは、夜間や土曜日などの時間で対応できるような配慮と工夫がなされているからだと思う。今回、自分は科目履修生という方法を選択した。その理由は金銭的にも時間的にも負担が少ないけど、メリットは大きいと期待できるためだ。科目履修生でも、その科目のレポートや試験にトライして合格すれば正規の単位が得られる。レポートや試験を課さない聴講生とはこの点が異なる。
どの大学にするか
東京には魅力的な大学がたくさんある。国立大学だけでも、東京大学、東京工業大学、東京農工大学、一橋大学、東京海洋大学、電気通信大学など11校もある。東工大と東大に絞って科目などを調べたが、やはり東大の方が魅力的な科目が多いので、東大の科目履修生にした。
科目を探す
興味のありそうなキーワードで該当する科目を検索してみた。確認した中で多かったのは、量子の466件、遺伝子の381件、AIの209件、ロボット146件などだ。個人的には、技術論とか、先端電気エネルギーシステム概論などにも興味がある。
入学申込み
大学や大学院への入学には試験がある。博士課程は特に厳しそうだ。科目履修生の場合には、特に試験はないが、所定の様式で「科目等履修生志望利用」と「履修申請書」を提出する必要がある。却下されたらどうしようとドキドキしたが、なんとか受理してもらえてよかった。来年度以降も少なくとも継続はしていきたい。
時間割
今回、履修する「脳型情報処理機械論」は金曜日の2限だ。東京大学では、従来からの90分授業と105分授業が学部によって異なっている。今回の所属は「情報理工学系研究科」では授業ごとに選択とさらに自由だ。事務局に確認すると、2限は10時25分から12時10分だった。6限が18時45分(もしくは19時)から20時30分までなのでこの授業なら勤務終了後に受講できそうだ。
(出典:東京大学)
セミスター
東大は秋入学を検討した時期がある。例えば、法学部や文学部では春期講座として(S1とS2)があり、終期講座として(A1とA2)があった。医学部や工学部、理学部などでは4T+Sのセミスターを採用している。これは春期(S1)と秋期(A1とA2)として、S2の代わりに冬期(W)を設定している。この狙いは海外の大学の夏講座を授業しやすくするとともに、海外の大学生も招致しやすくすることが狙いだ。学部によって異なるので、こちらも注意が必要だ。
(出典:東進)
まとめ
コロナ禍に伴って仕事はテレワーク、学業はオンライン授業が定着した。遠隔医療はもっと伸びてほしいけど、情報通信の仕組みを活用して、生活がどんどん便利になり、時間を有効活用できるようになることは良いことだと思う。ただ、自ら枠を壊すというか、枠を広げる努力をしないと、飲み会も交流会もなくなり、人脈形成がどんどん後退しかねない。自分は、半年間のオフのあと、科目履修生として社会人学生になることに正直ワクワクしている。授業が始まればまたその要旨をレポートしたいと思う。
以上
最後まで読んで頂きありがとうございました。
拝