脳型情報処理機械論#11-2:意識を数学的理論化する統合情報理論IITを紐解く
脳型情報処理機械論の第11回講義を受けた。ポイントはIITとクオリアだった。今回はそのうちのIITについての理解を深めるべく紐解くとともに、その対抗理論ともいうべきGWTやHOT、予測符号化についても概観した。次回は、クオリアについて深掘りしたいと思う。
脳型情報処理機械論の第11回講義を受けた。ポイントはIITとクオリアだった。今回はそのうちのIITについての理解を深めるべく紐解くとともに、その対抗理論ともいうべきGWTやHOT、予測符号化についても概観した。次回は、クオリアについて深掘りしたいと思う。
OISTの谷教授の講義は興味深かったけど、難解だった。なぜかといえば、本人は実に楽しそうなのだけど、どこが面白いのかが理解しにくい。数式が多く、図の意味することが理解できない。単語が難解でかつ英語での説明なので、正直ピンとこない。しかし、RNNやベイズや自由エネルギー原理などは何度も聞いているので分かった気がする。
北海道大学の吉田准教授の講義の中心は「自由エネルギー原理(FEP)」だ。難解だけどその提唱者は1959年生まれの62歳だった。能動的推論という概念も興味深い。受動的に知覚しているのではなく、感情や意思に基づいて認知しているという考え方だ。「見えていても見えない」「聞こえていても聞こえない」という事例は日常に溢れている。