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リニア中央新幹線

科学技術の功罪:ロボトミー手術、マーガリン、化学肥料、優生学を考える。

強いものが生き残るのではない。変化に追随するものが生き残る。生き残るにはイノベーションが欠かせない。しかし、新しい科学技術を開発し、実用化し、利用する場合には、メリットと同時にデメリットがある。デメリットがメリットよりも大きい場合には謙虚な姿勢と、これを改善する努力が求められる。放置したり、隠蔽することは許されない。

東京とロンドンを39分で結ぶ夢のサイクロイド曲線は、最短ではなく最速曲線である。

中国では設計速度として、時速600kmで走行可能とリニアモーターカーの開発が完了したようだ。今後、北京、上海、杭州、深圳を結ぶ高速鉄道になるのだろうか。米テスラでは真空もしくは低圧のチューブで走行するハイパーループの開発が提案されており、米中で競われている。最短よりも最速を実現するサイクロイド曲線は魅力的だ。

リニア中央新幹線は完遂できるのか。メリットとデメリットと課題を踏まえ代案を模索する。

2027年の開通を目指すリニア中央新幹線は環境への影響が大きすぎるし、それ以外にも課題が多い。無理にリニアに固執する必要はなく、中央新幹線を整備すれば良いのではないのか。ルートは高崎から名古屋のルートでも良いし、リニアで整備したルートをリユースするのも良い。新幹線なら多くの課題を解消できる。多くの叡智を結集すべき。