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メタネーション

日本技術士会環境部門の3月度部会は気づきが多かった。

地球温暖化という環境問題の解決にはCO2の排出量削減が必要であり、そのための太陽光パネルを大量に敷設するために山林を伐採することは本末転倒だ。耕作放棄地を太陽光発電に転用する場合にもソーラーシェアリングなどの可能性は検討したい。EVの充放電は適切に制御すればダックカーブ問題の解決策につながるかもしれない。

CO2削減とエネルギー問題を一挙に解決するメタネーションの可能性と課題を考える。

2050年のカーボンニュートラルを実現するための有望な技術がメタネーションだ。これは、自然エネルギーを活用して生成した水素(H2)と発電所や工場等で発生した二酸化炭素(CO2)を合成して、メタン(CH4)と水(H2O)を製造する技術だ。既存の都市ガスのインフラを活用できるというメリットもあり、期待が高まっている。