2022年度の労働安全コンサルタント試験を受験してきました。

はじめに

このブログへの投稿もしばらくお休みをいただいていた。理由はいくつかあるが、そのうちの一つは本日実施された労働安全コンサルタント試験の受験準備のためだ。大好きなゴルフの朝練習も10月からは控えて、朝と夜の時間をほぼ労働コンサルタントの受験準備に充てた。

労働安全コンサルタントとは

知名度は高くないが、労働安全衛生法に基づく国会試験だ。労働安全コンサルタントと労働衛生コンサルタントがある。自分が受験したのは前者だ。業務は他人の求めに応じて報酬を得て労働者の安全の水準の向上を図るために診断や指導業務を行うこととなっている。技術士仲間からもこの資格の取得は推奨されている。

4年ぶりのリベンジ

実は、名古屋から東京に帰任した2018年にこの労働安全コンサルタント試験にトライした。当時は、技術士試験に3回連続ストレートで自信満々だったので、技術士の情報処理工学部門へのトライと、この労働安全コンサルタント試験にダブル受験した。二兎を追うもの一兎も得ずの格言通り、両方ともダメだった。しかも、その悲しい不合格通知が同じ日にダブルで来たのでショックは大きかった。

前回からの教訓

あまりのショックにしばらく資格試験へのチャレンジは控えることにして、経営大学院で2年間ほど学ぶことにした。情報処理工学部門の方は綺麗に諦めたけど、労働安全コンサルタントの方はなんとかリベンジしたいという気持ちが高まってきた。この一次試験(筆記試験)では、次の3科目がある。どれも難関だけど、技術士(電気部門)は電気安全の科目を免除される。技術士(経営工学の生産管理)は安全一般を免除される。安全法令は残念ながら免除されない。前回は、この安全法例に絞って受験した。15問あり、6割の正解で合格だけど、1問足らずに8問の正解に留まり、無念の不合格となった。ただ、この安全法令で6割を正解することはかなりハードルが高く、安全法令の15問と安全一般の30問のトータル45問のうち6割(=「27問)を正解でかつどちらも最低4割を正解していれば良いので、今回は2科目を受験することにした。

今回も難解だった

午前10時から安全一般(30問)をトライし、午後の13時から安全法令(15問)にトライした。まだ答え合わせをしていないので、なんとも言えないけど、運が良ければ受かっているし、運が悪ければ今回のダメかもしれない。難解な問題が多く、非常に悩ましいが、自分としては、それなりの手応えはあった。労働安全コンサルタントを目指す人を応援するサイトもあり、ここに解答結果をインプットしたので、なんらかの判定なり、判断を確認できるかもしれないが、それはおいおいかな。


(出典:実務家のための労働安全衛生のサイト

今後の予定

今回の筆記試験に合格したかどうかの発表は12月19日だと説明があった。合格者には口頭試験の案内状が送付され、不合格者には受験結果通知が送付される予定だ。その前に前述のサイト等で合否ラインも見えてくるだろう。もし、合格しているようなら口頭試験(面談試験)が1月に実施予定なので、これへの準備を進めることになる。

まとめ

労働安全コンサルタント試験のうち、専門分野は記述式の問題と選択式の問題があるようだけど、安全一般と安全法令は全て選択式の問題だ。過去の問題の通りではないけど、過去の問題をマスターしておくことが合格の第一ステップだ。個人的には次のようなステップで学習した。

・まずは過去問題にトライ。
なかなか6割を超えない。自分の得意分野と不得意分野が明確にわかる。専門外の金属や化学や機械や建設や土木(ほとんど)は全く手も足も出ない(涙)。

・理解度アップ

問題にトライすると、まず知らない言葉がたくさん出てくる。いわゆる専門用語だ。ずい道だと言われてもトンネルとは連想できない。ジブだ、マストだと言われてもチンプンカンプンだ。粘り強く分からない言葉を一つずつ調べるが、イメージが湧かないので、YouTubeなどで関連動画を探して理解を深める。理解しないことには正解には辿り着けない。

・単語カードで弱点の整理

問題にトライしてもよく分からないことを一つずつ単語カードに書き出した。結局、百円ショップで購入した200枚入りのカードが5つほどなので、1000枚ぐらいは書いたことになる。

・記憶の定着

単語カードに書いても覚えたつもりがすぐに忘れてしまう。仕方ないので、スマホに録音して、繰り返して聴いた。何度も聴いているとなんとなくわかった気がするようになる。

・点を線にさらにメッシュに

単語の意味や規則を一つずつ記憶しようとしても記憶できない。そうではなく、まずは理解して、関連を調べて、その関連を調べて、店を線の情報にして、線をさらにメッシュに情報にして、関連性や比較や網羅や例外などを調べているうちに理解が深まり、結果として記憶に定着する。

・応援サイトの活用

前述のサイトには過去の問題やその解答とその解説が網羅されている。素晴らしい。また、掲示板が用意されていて、気になることを投稿すると即返信がくる。たまに間違いを見つけて、指摘するとすぐに直していただける。本当にその姿勢には頭が下がる。もし、今回、季節的に合格することができたとしたら、このサイトにお陰だと思う。 (お礼を言うのはまだ早いけど)本当にありがとうございました。

以上

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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