初めに
2023年3月20日に2022年度の労働安全コンサルタントと労働衛星コンサルタントの試験合格者の発表があった。今年度では労働安全コンサルタントの合格者が292名、労働衛生コンサルタントの合格者が190名だった。当日の10時から数分遅れで厚労省のサイトに発表があった。機械部門が35名、電気部門が22名、化学部門が10名と続く。自分は、この電気部門の320028だった。320026から連続3名が合格していた。面白い。
近年の合格率
部門別の合格者数を見ると、最多は圧倒的に土木部門の172名と全体の役59%を占める。合格率で最も高いのは化学の約91%だった。電気部門は合格者数は化学に次いで少なく、合格率も化学に次いで高かった。労働安全コンサルタントの中ではマイノリティだけど、電気や化学の人もトライしてほしいと思う。
合格率の推移
部門別の合格率の推移を見ると、結構年度によって入れ替わりがある。労働安全コンサルタントに初めて受験した2018年度では筆記試験で不合格だったけど、この年度の電気部門の口述試験の合格率は71.4%と低い。筆記試験にギリギリで合格していても、実務経験の少ない状態で口述試験に臨んでもきっと不合格だっただろう。4年のインターバルの中で監理技術者としての経験を積ませてもらったのは結果的には正解だったと考えたい。
まとめ
労働安全コンサルタント試験の難しさは範囲の広さと実務を問われることだ。いわゆる教科書的な話だけではなく、実際の労働災害を撲滅もしくは減少するためには、実務の知識と合理的な判断が必要だ。建設の話、土木の話、重機の話、電気の話、化学の話、そして機械の話をある程度語れるレベルが求められる。しかし、最初の受験時には「とうどう」の意味もわからなかった。それでも諦めずに粘り強く学習を継続した成果を得られた本当に良かった。昨日はWBCで日本が競合の米国を破って見事に優勝した。これと比べるべくもないけど、個人的には両方本当に嬉しい。
以上
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