目次
初めに
2月18日からNetflixで新恋リア番組「オフラインラブ」の配信が始まった。お仕事でも一部携わったので、早速拝聴したので、イチ視聴者として感想を書いてみたい。

(出典:Netflex)
事前のイメージ
よくある恋愛リアリティショーで若い男女が見知らぬニースで様々なイベントを通じて信仰を深めて、ペアになる男女やならない男女の心の葛藤を描くような番組だと想定していた。
予告編などを見たイメージ
オフラインラブというタイトルにまずびっくりしました。なぜオフライン?でも、スマホ等のデジタルデバイスを出演者に持たせないというコンセプトにびっくり。
デジタルデトックス
実は、私は前職(KDDI)に在職している最後の3年間は、小中高校生に対するスマホ教室の出前講師して全国の学校などで年間200講座ほどの講座を担当していました。スマホの利用方法は、我々よりも子供たちの方がよほどよく理解していますが、スマホ依存になったり、SNSへの無防備な投稿で大変な事故に遭遇しないようにとのモラル教室です。協力してもらっている神戸市立大学の先生は、毎年スマホ依存の子供達を離島に連れて行って、スマホのない生活を通じて依存症の改善活動をしています。今回の動画を視聴して、これはデジタルデトックだと思いました。
南仏ニースやカンヌの街並みや自然の美しさ
24歳の頃にヨーロッパ諸国を1ヶ月かけて一人旅をしたことがあります。その時に知り合った女性とベニスやニースを過ごしました。その時にも、ニースやカンヌの美しさには圧倒されましたが、今回の動画を通じて南仏の街並みや自然の素晴らしさを再認識しました。また、当時行けなかったスポットが数多くあったので、機会があればまた是非行きたいと思いました。
小泉今日子の可愛さ
MCを担当した小泉今日子と令和ロマンのコメントも素晴らしい。小泉今日子は自分にとってはど真ん中のアイドルですが、歳を重ねても可愛らしさは変わらず、合わせて人としての深みもありずっと見ていました。令和ロマンの高比良くるまと松井けむりは初めて認識しましたが、地頭がよく回転の速いくるまは絶妙なツッコミをしていて、ほのぼのとした雰囲気のぼけ担当のけむりとは良いリズムで心地よかった。
美男美女・多彩なタレント・モデル・俳優
今回の対象となった男女はいずれもすごい。男性5名は、オリンピック出場者、芸人、ダンサー、俳優とすごい面々。女性5名は、俳優やモデル、ブランドプロデューサ、さらに若干20歳ながら年長者を転がす恋愛マスター。この男女を持ってしてもなかなか一筋縄では行かないジレンマに惹きつけられました。
オフラインラブの新鮮さ
携帯もスマホもガラケーもなかった時代の恋愛の大変さを思い出しながらも、デートの誘いも、待ち合わせ場所もLINEで簡単にできる現在しか知らない若者にとっては、スマホがないことが大変だけど、逆に新鮮に感じている点にすごい共感できました。自分の海外旅行中にプリペイドのSIMの上限を超えてしまって、突然使えなくなった時のパニックを経験したことがあります。
お手紙の意味
平安時代の日本では、男性は女性に恋文として和歌を送り、女性はそれへの返信として和歌を返しました。そこには直接的、感情的な表現よりも、詩的な表現や視覚的や臭覚的な間接的な要因が込められました。これは欧米の直接的で情熱的なラブレターと全く異なるところだと思います。そして、動画の中でも二人で一緒に調合した香水の香りの手紙にのせるシーンがとても印象的でした。
LINEのおいたち
SNS=LINEではない。インスタもあれば、ツイッタもあれば、新しいSNSはどんどん出ている。でも、日本においてはLINEの存在は圧倒的だ。ただ、このLINEの生い立ちを知る人は少ないかもしれない。SNSは、2009年のWhatsApp、2010年のKaKaoTalk、2011年1月のWeChatに続いて、2011年6月のLINEがリリースされた。そして、LINEが生まれたきっかけは2011年3月の東日本大震災だ。大震災時には通話が繋がらずに大変な混乱を生じた。この大震災を受けて、Naverの日本法人だった韓国系のNHN Japanが、韓国で始まったKaKaoTalkのようなアプリがあれば便利じゃないかとわずか数ヶ月で開発して、6月にリリースした。ただ、LINEがここまで躍進した裏には、当時NHN Japanが買収した元ライブドアの人材と技術があったこともあまり知られていない事実だ。
少子高齢化
本来、長生きすることは良いことのはず。また、文化水準が上り、医療環境が整って乳幼児の死亡が減少すれば、少子化に向かうことも社会の必然。でも、もっと恋愛したい、結婚したい、子供を産みたいというのも人間の本能的な欲望。それを阻害するものは除去して、人々が安全で安心して生活できる社会にしたい。その原動力になるのは、やはりこのような若い男女のエネルギーだと思う。以前なら10代の男女カップルといった番組が流行った時期もあったけど、年齢も職業も様々な男女が想いをぶつけながら成長する姿を見れたこの番組は本当に素晴らしいと思いました。
最後に
ちょっと脱線が多かったですが、とても興味深く視聴した。Netflixで視聴できる番組はどれも興味深いけど、これからも素晴らしい番組の制作をされることを期待して、まとめとします。ありがとうございました。