TOEFLに挑戦。初戦は悲惨。今後、弱点に対する対策で強化できるか。

  • 2022年2月12日
  • 2022年2月12日
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はじめに

代々木の試験会場でTOEFLの試験を受けてきた。結論としては完敗だ。ただ、昨日の無料の模擬試験を受けておいて良かった。全くの初めてだとこれはやばかった。試験の流れや実際に受験して感じたことなどを中心に記述したい。今後受験する方の参考になれば幸いだ。

(出典:アマゾン

現地には14時に到着

お昼は渋谷の開店寿司活美登里に行った。10時半ごろに西武渋谷の7階の書店に行って、対策本を購入して、11時少し前に8階に向かったら、流石に土曜日なので、行列が並んでいたが、開店と共にすぐに入れた。出る時にも並んでいた。渋谷から代々木に向かうがまだ早すぎるので星乃珈琲店で美味しいコーヒーを飲みながら、この対策本を読んで時間調整した。試験会場に14時少し前に向かった。すでに数人が並んでいた。壁には31人の受験番号が掲載されていて、AグループとBグループに分かれていて、自分はA1だった。

受付は14時半開始

入館すると、英文の同意書にサインを求められる。身分証明証となるパスポートと同意書以外の持ち物やオーバーなどはコインロッカーに格納して待機する。受付は14時半からだった。生年月日を聞かれたり、氏名を聞かれたり、写真を撮られる。受付が終わって入室する前には、時計はないか、不審なものはないかを金属検知器を用いて両手両足を調べられる。座席について備品類をかくにんする。メモを取るための紙は4枚ほどあった。マイク付きのヘッドセットではマイクの音量や再生の音量を調整する。防音用のヘッドパッドもあるが、自分の顔が大きいのか、耳が痛いほどきついので使うのはやめた。係の人がIDやPWを入力した。画面を見ると、先ほど撮影した写真が表示されていて、表示されている氏名を含めて確認する。注意事項の画面が4-5面あったけど、どんどん先に進めるとついに試験が始まった。

試験開始

試験を開始前に試験の構成や問題の量、所要時間などについての説明(英文)が表示される。ちょっとドキドキしてきる。

リーディング

今回は4つのパッセージがあった。それぞれ700語前後の長さだ。制限時間は72分だった。4で割ると18分なので、各パッセージを18分で回答するペースを意識した。無料の模擬試験と異なっていたのは、8個ほどのパラグラフから3つを選択して、ドラッグドロップでサマライズを完成するというパズルのような試験だった。最初は操作方法が分からず戸惑った。どのパッセージも、主旨を問う設問やパラグラフの意図を問う設問、追加すべきセンテンスを挿入する場所を選ぶ設問、そして前述のサマライズする設問などがあった。語彙の意味を問う設問もあったが、これは比較的容易だった。少し根拠をもって解凍できた設問もあれば、根拠(自信)のない設問もあった。なかなか難しい。最後の設問は残念ながら時間切れで設問を読むこともできなかった。

リスニング

アカデミックな内容のパッセージに講師と生徒の会話が聞こえて、その意味を問う設問や、会話問題に対する設問などがあった。全体の合計では60分程度の所要時間だけど、画面の右上に残り時間が表示され、受験生が考えている時間がカウントダウンされる。悩ましい設問に苦慮しているとどんどん時間がなくなるけど、適当に回答しても正解する確率は低い。納得感を持って回答できた設問は少ない。今後、改善すべきジャンルの一つは間違いなく、このリスニングだ。持ち時間のカウントダウンにも慣れてきて、最後の方の設問ではすこし時間を残して終了した。ただ、前の設問に戻ったりする方法がよく分からなかった。多分、戻れないような気がする。

休憩

リーディングとリスニングが終了したので、ブザーを押して、手を上げると係の人がきた。休憩だと告げて、トイレに行きたいと伝えると、パスポートと鍵を身につけていれば部屋から出て、トイレにも行けた。飲み物を用意していれば、受付前のスペースで飲むこともできる。リフレッシュしたらまた指定の席に戻る。周りを見回すと30ほどの席は全て受験生で埋まっていた。

スピーキング

設問は6つあった。前半の2つ設問は独立スピーキング問題、後半の4つの設問は総合スピーキング問題と呼ばれている。独立スピーキング問題ではあるトピックを与えられ、15秒考えて、45秒で話す。画面の右上に残時間が表示されるが、やはりそれなりの練習を繰り返さないと難しい。2つとも43秒ぐらいでネタ切りになって、Thank youなどと余計なことで時間の帳尻を合わせた。総合スピーキング問題は、リーディングとリスニングとスピーキングを組み合わせる設問が2つ、リスニングとスピーキングを組み合わせた設問が2つ。それぞれ、実際の大学生活や、寮での生活などリアルにありそうな状況が設定され、それに対して20秒考えて、60秒で話をする。なかなか難易度が高い。

ライティング

最後のライティングではTask1として総合ライティング問題と、Task2として独立ライティング問題の2つだ。最初のTask1ではリーディングとリスニングを行った上で、230語から300語程度のライティングを25分という制限時間内で行う。特に難しいと感じるのは、パッセージの要約を示し、これに対する会話のポイントを記載する点だ。設問にはあなたの意見ではなくと明記されているが、結局自分の意見を書いてしまった。一方、Task2は30分の制限時間の中で与えられたトピックについて自分の考えを示す。300語以上を求められる。画面には単語数が表示されるので、骨子を整理した上で、肉付けしながら300語を超えるようにする。今回はオンラインでの活動とオフラインでの活動のどっちを支持するかといった感じの設問だったので、自分の考えを整理して記載した。これがTOEFLの伝統的な記述問題の形式だ。この形式なら高得点を得る自信があるけど、task1が難問だ。ただ、採点者の立場に立つと、task1のほうがチェック項目に沿って記載事項を確認すれば良いので採点しやすいのかもしれない。

試験終了

TOEFLは読む・聞く・話す・書くの4つの能力を総合的に評価するものだ。これは、実際に留学した時に経験する活動の順番と言える。つまり、入学時には多くのドキュメントを読み、講義で聞き、討議の時間には発言を求められ、最後にレポートを提出する。これらの基本的な能力の有無を見るものだ。同時に、設問にはアカデミックな内容もふんだんに盛り込まれているため、それらの基礎知識を持っていれば少し回答しやすくなるし、実際の授業の理解度も高まるという面もある。非常に実用的な試験だと感じた。

各ジャンルの対策戦略

まあ今回は初回なので玉砕覚悟での受験だった。問題はこの後の学習戦略だ。正式に採点されてからの検討となるけど、感じたのは次の通り。

リーディング

・語彙力:キーとなる単語の意味がわからないとやばい。
・読解力:過去問題を繰り返し対応して傾向を理解し、実力を伸ばす。
⇨ 過去問題を徹底的にやり抜く。

ヒアリング

・語彙力:ヒアリングに慣れることがまず大事。英語脳が不足している。
・理解力:これも過去問題を繰り返し対応する。
・記憶力:やばいのがこれ。聞いてもすぐに忘れてしまう。
⇨ 習うより慣れろ。まずは過去問題で傾向を掴む。

スピーキング

・独立スピーキング:こちらで得点を稼ぐ。パターンを用意する。
・総合スピーキング:リスニング力、リーディング力との組み合わせ
⇨ ここでもキーはリスニング力と語彙だ。

ライティング

・総合ライティング:リスニング力、リーディング力との組み合わせ
・独立ライティング:こちらで得点を稼ぐ。
⇨ ここでもキーはリスニング力と語彙だ。

まとめ

整理すると、肝は語彙力とヒアリング力と記憶力だ。そして、これらを高めるには、TEDエデュケーションなどアカデミックで5-6分の短い動画を繰り返し聞くことが有効そうに感じる。1度目で理解できなくても、英語のスクリプトや日本語のスクリプトをすぐに見るのではなく、2度、3度と聞いて、どこがわからないかを明確にした上で、その意味を確認するというステップが大事だと最初に示した安藤氏の著書に書かれていた。そして、そのわからなかった点や語彙を深く調べて再活用できる知識に昇華することを繰り返すような学習が有効そうだ。次回はいつ受験にするか。とりあえず3ヶ月後だとすると5月中旬か。

以上

最後まで読んで頂きありがとうございます。

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