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サイバーセキュリティ

読書シリーズ:忍者の秘伝の巻物、万川集海から考えるサイバーセキュリティが秀逸だった。

サイバーセキュリティについて図書でも深掘りしてみたいと思って何冊か取り寄せして読破した。ダントツで興味深かったのは、忍者の秘伝の巻物「万川集海」に書かれたさまざまな技をベースに現代のサイバーセキュリティの急所を紐解くサイバー術だった。谷脇康彦氏のサイバーセキュリティもよくまとまっていた。どれも参考になりました。

サイバー攻撃は激増している。ミドルボックスなどの新たな脅威も確認されている。

サイバー攻撃は1秒間に1万回と以前投稿したが、中国や北朝鮮を含めて、攻撃をさらに加速しているのが実態だ。国際的な航空機関であるSITAのデータが流出した件の原因などの詳細は非公開となっている。Googleも大規模なアタックを受けていた。核も脅威だけど、サイバーの脅威はもっと現実かつ過激であり、その対応も待った無しだ。

サイバーセキュリティ対策は適切なアップデート、適切なパスワード管理、適切なデータ退避が基本か。

サイバー攻撃に備えるには、アプリなどのアップデートやファイルのフルスキャンを定期的に励行する。フィッシング被害に遭わないように注意喚起し、パスワードも適切に更新する。最後にランサムウェアの被害に遭わないようにすると同時に、万一被害にあって業務影響がないように普段から必要なデータをバックアップするなどの徹底が重要だ。

個人はフィッシング詐欺、企業はランサムウェア。身代金を払うほど件数が増える悪循環だ。

サイバーセキュリティの被害の現状をレビューしてみた。個人はフィッシング詐欺が多く、企業はランサムウェアの被害が急増している。対応策は次回にまとめるけど、適切なパスワード管理と、無用意に不適切なURLにアクセスしたり、添付ファイルを開かないことだ。ランサムウェアの平均被害額は5億円で、企業経営を揺るがすリスクと言える。