エネルギー問題(その1):エネルギー確保は可能。課題は環境への影響の見える化と抑制だろう。

今回は、技術士の受験生の読者を想定しながら、二次試験で出題される社会的課題のうちエネルギー問題について考えた。エネルギー問題は重要な問題だが、その原因や対応策が多岐にわたっている。有限な化石燃料をいかに効率的に活用するか、排出されたCO2をいかに回収して再利用したり貯蔵するか、技術者の知恵を試されていると思った。

古代の文字やカタカムナ文字から考える日本の起源。縄文時代以前にも多様な文字文化があったのか。

縄文時代から日本には30以上の神代文字が使われていたという。その中でも特に古史古伝とかかわりが深いとされる文字は、太占と関係のあるアナイチ(天名地鎮)文字、ホツマツタエに使われたヲシテ文字、豊国文字を基にしたサンカ文字、上記(うえつふみ)で使われる豊国文字、そしてカタカムナ文明で使われていたカタカムナ文字の5つだ。

男女脳の違いを読んで得た教訓を活用してコミュニケーションを円滑に(笑)

黒川伊保子は著書「妻のトリセツ」が人気だ。男性は事実の通信線のみだけど、女性は心の通信線と事実の通信線がある。これは人類学者である長谷川真理子さんが主張する「ヒトは他者の情動に同調する情動的共感と、自己と他者とを分離した上で他者に共感する認知的共感の2つを備えている」と同義だ。2つの共感を理解することが重要だ。

iConstructionの狙いと課題、従事者へのメリットを明確にすることが重要だ。

i-Constructionは建設現場の生産性を高めて、もって魅力ある建設現場を目指す取組だけど、従事者にとっての魅力が欠けている。道路整備やダムの建設、橋梁の建設など土木工事は市民の生活に不可欠だ。従事者の仕事が減ることではなく、従業員の待遇も改善するというコンセプトを明確に打ち出すことが成功の鍵だと思う。

千年の歴史を持つ道徳教育「實語教」日本人の魂だ。学ぶ意味を学ぶためにも多くの人に知ってもらいたい。

実語教は千年もの間、寺子屋で道徳教育の教科書として使われてきた日本人の魂だけど知名度は驚くほど低い。日本人の識字率の高さは江戸時代の寺子屋が貢献した。実語教は5文字の漢語がペアとなって、韻を踏んだり、対比法を活用したりするので覚えやすい。幼少期に暗唱し、写経し、日本人のDNAとして魂に刻まれた実語教を見直したい。

技術士二次試験必修科目への回答の肝はストーリー展開

令和3年度(2021年度)の技術士二次試験は7月11日だ。受験者の指導をしていて気づくことも多い。回答を読んでも主旨がよく理解できないものではなく、一見して主旨を理解でき、読みたくなり、実際に読んでみると「なるほど!」と納得できるものを目指したい。そのためにはストーリー展開が重要だ。

技術士を目指す人のための技術士を目指してよかったと思うこと

技術士を目指すことは大変だけど、技術士に登録して、技術士として活動することで人生が変わる人もいるだろう。収入アップになる人もいるだろう。個人的には技術士としての知的好奇心を高め、多くのを学べることが最も良い点だ。受験を悩んでいる方も、技術士を目指して欲しい。その過程を含めて、楽しんで欲しい。

マイクロプラスチックの解決策は光分解性プラスチックか?18歳の少年か?

マイクロプラスチック問題に対してスタバでは紙ストローを採用した。普段使っているビニール袋やペットボトルなどが川を下り、海の中を巡回して1mm以下の小さな小さな粒になる。餌と間違えて魚や鳥が食べて最後には人間が食べる。18歳の少年がアイデアを出したが、人間の英知を集めて、地球の大掃除をするべき時が来たのだろう。

技術士試験に合格した2,415名への祝福と涙を飲んだ人へのエール

2020年度の技術士最終合格者が発表された。約2万人の受験者で合格は2,415人(合格率11.9%)だった。筆記試験で合格だったのに、口頭試験で不合格だった人はショックだけど、2020年度の筆記試験合格者は、2021年度の受験申込が5月13日までという特例措置がある。是非2021年度にリベンジしてほしいと思う。

ヘッブの法則から考えるAIの可能性とSASのオンラインセミナー

脳のメカニズムの研究成果の一つがヘッブの法則だ。現在の人工知能(AI)は機械学習のアルゴリズムを応用したものが多い。量子コンピュータの一つである量子ニューラルネットワーク(QNN)は人間の脳の仕組みに近い方法での動作を目指している。実用化にはハードルも多いが将来性が非常に高い。その動向から目を離せない。