はじめに
現在、東京大学大学院の科目履修生として、脳型情報処理機械論を履修している。脳の仕組みを分析して、人工知能の進化に役立てようというものだ。その第11回講義が昨日あった。すでに予習した内容は投稿したし、その概要も別途投稿する予定だけど、「意識」について考える中で、生物とは肉体と魂からできているような話があり、魂とは何か、気持ちとは?心とは?感情とは?と次々に疑問が生じた。そんな時に、以前はてなに投稿した内容を思い出し、少し手を加えて、こちらに投稿することにした。
謎の生命体
ソマチット(somatide、ソマチッドともいう)という言葉を聞かれたことがありますか?謎の生命体とされていて、宇宙のかなたからでも生き残る脅威に生命力を有している。ソマチットは80-200nmであり、赤血球の大きさは直径7-8μmほどの大きさだに比べるとさらに数十分の一から百分の一の小ささだ。人間の細胞は約3兆個ともいわれるが、ソマチットの数はその数千倍という。数千年前の化石からも検出されている。人間だけではなく、動物や植物の中にも存在し、寄生している。生命体が元気なときはソマチットも元気だけど、生命体の環境が悪化するとその生命体から逃げ出すか、殻にこもって耐えるなど形を変える。何だか不思議な生命体だ。
環境に合わせて形を変容
ソマチットは謎に包まれている。ソマチットの栄養は水素の自由電子(マイナスイオン)だという。溶岩の中でも高温高圧でも真空中でも瞬時にバリアを張って生き残る。寄生先の生命体の状態によって自らの状態を変える。生命体が健康な時には、ソマチットとして活発に活動する。したがって、ソマチットの活動状況を観察すると、生命体の健康度のバロメータになる。また、テラヘルツの電磁波が好きだったり、体温を36.5度などに温めるとソマチットが活性化する。そんなことがわかっているようだ。
出典:ameblo
テラヘルツ波
携帯電話で使う電波も光も電磁波だ。例えば携帯電話では800MHzや2GHzの電波を使っている。仮に1GHzとすると波長は30cmとなる。5Gでは3.7GHzや28GHzの利用が予定されているが、仮に10GHzとすると波長は3cmとなる。これがさらに100GHzや1THzとなるとその波長は3mmや300μmとなる。想像を絶する世界だ。
テラヘルツギャップ
0.01THzとは10GHzのことで5Gでも28GHz帯の利用を予定しているとは前述の通りだ。一方、100THzは赤外線だ。しかし、下の図にあるように1THz前後の周波数を発信するデバイスの製造が難航していて、これをテラヘルツギャップと呼ばれている。現在、国内外の研究機関が盛んに研究を進めている。順当に行けば2030年には6G、2040年には7Gがリリースされるだろう。その頃には、もしかしたらテラヘルツ通信が可能となっているのかもしれない。
出典:gigazine
量子カスケードレーザ
理化学研究所のテラヘルツ量子素子研究チームでは、周波数2-4THzに対応する光源として、テラヘルツ量子カスケードレーザ(THz-QCL)の開発を進めている。テラヘルツ波と通常の光とは周波数が異なるので、可視光では不透明な紙もテラヘルツ波では透明だ。見え方が異なるので、各種センサーとしても活用できるのではないか、次世代超高速短距離通信に活用できるのではないかと、多様な可能性に期待が集まっている。
出典:riken
心と気持ちと感情
不思議な生命体のことを考えると興味が尽きない。人間は感情の動物というが、その感情はどのようなメカニズムで発生するのか。心と気持ちはどういう関係かなどと考えると訳が分からなくなる。例えば、人間をPCのようにハードとソフトに分けると、心はOSのようなものか。気持ちはCPUで処理されるプログラムか。感情はセンサーに直結したシグナルか。PCは基本的に集中処理方式だが、生物は分散処理だ。脳自体も多層構造だ。生物のメカニズムは神秘に満ちている。
植物に愛情を注ぐと早く育つは本当か?
植物には心はないはずだけど、話しかけたり、愛情をかけると成長が早いと感じる人もいる。朝のNHK連ドラでも、「美味しくなーれ」と声をかけると餡子が美味しくなると話をしている。これは話しかける音や振動が植物に何らかの作用を与えているようだ。植物の生態には、まだまだ解明されていないことが多く、植物生理学という学問や植物生理学会で研究が進んでいるようだ。
出典:mikata.shingaku
接ぎ木(Grafting)
接ぎ木とは、挿木や取木と同様に、複数の植物を人為的につなぐ手法だ。品種の改良や育種年限の短縮などを目的とする。なぜそんなことが可能かが不思議だった。しかし、枝をスパッときれいに切断すると、そこから大量のソマチットが出力する。土台になる枝からも同様に出力する。それらが混じって、植物繊維の修復をするのだとすると理解できる。しかし、これはあくまで個人的な仮説だ。
出典:Injerto
心の三要素
精神的なことはよく分からない。調べると心の三要素があった。これは、下の図のように、求める心(欲求)と感じる心(感情)と考え話す心(気持ち)だ。つまり、身体外からの刺激や身体内からの要求に基づいて、美味しそうといった感情や食べたいといった気持ちが発生して、身体がそれを食べる行動に向かう。そんなメカニズムだという。
出典:sawatani
心と気持ちと感情
人間は感情の動物だ。何かがあると感情は昂る。幸せな時は心が暖かいけど、不幸と感じる時は冷えたりする。気持ちはざわついたり、好きな人がいるときゅんとしたりする。それぞれはどんな関係なのだろう。次のような感じだろうか。
1) 心は人の奥底にあるもの。根本的なもの。目に見えない総体的なもの。
魂と同義。語源はコル・ココルという説もある。
2) 感情は身体の内外の刺激に基づいて発生するもの。生存本能とも関係して突発的で直感的のもの。
英語だとEmotionが強い感情や喜怒哀楽を意味する。
3) 気持ちは意識する心理と無意識の心理。脳で考えてコントロールできるもの。
英語だとFeelingが近いか。
ソマチットの謎
ソマチットはまだ学術的には解明されていない。調べると何冊か図書も発行されている。そのうちの一つである「ソマチットの謎」の著者である宗像久男さんは、「今なお化石の内部で生き続ける、2500万歳の原始生物との遭遇。地球上すべての動植物に共生し、宿主の生命活動の原動力となる。」と記している。宗像久男さんは早稲田大学大学院にて国際経済学を卒業後、長崎大学医学部に入学し、神経内科を卒業される。 「人間のもつ自然治癒力は、すべての病気を回復する力をもっている!」というのが信念のもと現在は、宗像久男セカンドオピニオンで代替医療や自然療法などによる回復を目指されている。常識的なことに拘らずに取り組む個性的な医者に見えるが、だからこそソマチットにも注目されたのだろう。
(出典:グーグル)
まとめ
「人間の細胞は約3兆個ともいわれるがソマチットの数はその数千倍」というのが本当なら、体内には数百京のソマチットが共生しているのだろうか。ソマチットは感情に反応するという。病は気からともいうが、精神的なものが物理的な現象として現れる仕組みの秘密はもしかしたらこのソマチットなのかもしれない。「健全な精神は健全な肉体に宿る」ということか。ただ、これの語源は古代ローマの風刺作家デキムス・ユウニウス・ユウェナリスが述べた言葉「You ought to pray for a healthy mind in healthy body.(英訳)」であり、意味は神様お願いするなら、心身ともに健康であること程度に留めなさいということらしい。歳を重ねると心身の健康の重要性が特に理解できる。心穏やかに感謝の気持ちを忘れず謙虚に人生を楽しみたいものだ。
以上
最後まで読んでいただきありがとうございました。
拝