徒然と感じること。60代半ばになっていまだに人生の岐路に直面していると感じることは幸せだ。

  • 2022年10月1日
  • 2022年10月1日
  • ブログ
  • 131view

はじめに

毎日連続投稿を頑張って継続していたが、2022年6月27日で途切れると、投稿数は激減した。理由はいくつかあるが、少し立ち止まって考えてみるべき時期に来たように思う。名古屋に単身赴任してはてなブログを始めた頃は自由となる時間があり、興味の赴くままに色々と調べて、感じたことを投稿した。2021年3月には技術士事務所として社会的な課題とその解決策を探ろうとした。2021年10月に東京大学大学院に科目履修生として入学してからはその授業が楽しくて授業関連の投稿が主になってしまったように感じる。ブログの停滞は単なる怠慢ではなく、さまざまな側面で人生の岐路を感じているためという気がする。その意味から、少し現在の状況を俯瞰して眺めて見たい。

再雇用の早期退職

人生の岐路を感じることの一つは、今年度が定年後の再雇用の最終年度であるためだ。部長との面談で、「週3日程度」で勤務するようなことは可能でしょうか?と質問したら、答えは明確でNOだった。現在のように週5日間、朝9時から17時半まで拘束されるような勤務は継続したくはない。タイムリミットが明確であるため、息の長いプロジェクトに本腰で取り組むこともない。庶務担当や経理担当なども性格に合わない。情報セキュリティ活動の部担当としては頑張って見たけど、これも上期までの約束だ。

WX曲線

下の図は、部内の情報セキュリティ活動で部内の150名以上のメンバーにPCのウイルスチェックや、スキャンや各種棚卸しなどをお願いした時の進捗イメージを示したものだ。最初のフェーズ1では完全未実施者が減少する一方で、部分対応者が増加する。これに続くフェーズ2では、部分対応者が減少し、完全実施者が増加する。そして、最後のフェーズ3では完全未実施者や部分対応者がゼロとなり、完全実施者が100%となる。多くの人を動員して、何かの活動をする時には似たり寄ったりの傾向になるのではないかと思う。ここで重要なことはフェーズ1では完全未実施者を早期に無くすことだ。完全未実施者の中には、構造的な問題を抱えているケースが多い。すでに退職していたり、長期出張中だったり、パソコンが壊れていたりする。そのような事情を早期に検出して、解決することが重要だ。フェーズ2は部分対応者を減らすことだ。特に、部分対応者が偏在しているパターンを見つけて、それを潰すことで進捗を加速する。最も厄介なのはフェーズ3だ。やはり150人以上いるとさまざまな事情の人がいるし、やったつもりの人もいる。マスではなく個別に注意喚起する。ここで重要なことは、人間関係を高めることだ。上から目線で注意喚起するのではなく、何かお困りですか?今後の予定を教えてくださいと丁寧にアプローチすると、途端に協力的になることがある。面白い。

労働時間の短縮よりやる気の向上

下の図は、2021年6月にこのサイトに投稿した記事からの抜粋だ。つまり、やる気と残業時間(労働時間)は比例するというものだ。労働時間を短縮することが求められているが、大事なことは、労働時間を短くすることとやる気の向上を同時に実践することだ。単に労働時間を削減しようとすると、どうしてもまとまった仕事や追加の仕事ができずに、やる気が低下する傾向がある。一方、やる気を高めると、どうしても残業時間が増える方向にある。よく考えれば、やる気が高く、残業時間の多い猛烈ゾーンは不幸ではない。どちらかといえば幸せだろう。逆にやる気が低く、残業時間も少ないダラダラゾーンも不幸ではない。優先事項が他にあるとしたら、仕事は仕事と割り切っていて、これも不幸ではない。不幸なのは、やる気がない、もしくはやる気を高めることが難しいような単純労働を長時間強いるブラックゾーンだ。やる気を時給と読み替えればわかりやすいかもしれない。最低賃金で長時間勤務しなかれば生活するための所得を確保できないようなケースははっきり言って不幸だ。時給を上げながら労働時間を短縮する対策が求められる。一方、最も理想的なのは短い労働時間が高いモチベーションを維持するハイカルチャーゾーンだ。目指すべきはこのゾーンだと思う。
(出典:やる気と労働時間は比例する)

モチベーションの方程式

自分のモチベーションでも、他人のモチベーションでも、やる気を高めることは難しい。「馬を水辺に連れて行くことはできても、水を飲ませることはできない」という諺が示すとおりだ。特に、仕事で関係者や上司、部下のやる気を高めて、説得するにはどうすれば良いのか。下の図はモチベーションは3つの要素の掛け算であるという理論だ。自分はこの理論が好きだ。有意義に感じて、自律性があって、結果のフィードバックがあればやる気は高まる。自分が大事だと思うことを提案して、認めてもらって、自律的に対応している時にはやる気はマックスになる。しかし、チームでやる時には、有意義と感じられる仕事を割り当てできるか、自律性を担保できるかというと制約事項が多い。しかし、結果のフィードバックは上司の裁量次第でいくらでも強化できる。これを2倍にすることでやる気が倍増するならここを頑張るのはマネジメントの真髄と言えるほど重要だと思う。

(出典:熱意x能力x考え方の最大化

週3日のパートワークはどうなるか

振り返ってみると、会社員時代の40年のうちの多くは自分で課題を見つけ、予算をとって、仕事を作ってきたように思う。自分で考えて、自分で枠組みを作り上げるので、達成感も半端ない。特に3年周期で人事異動していた頃には、1年目で課題を見つけて無理矢理でも予算を取って、2年目は具体的なプロジェクトを立ち上げて、実践し、3年目は成果を確実にするというような感じだった。年齢を重ねるうちに3年周期が5年周期とか7年周期になってきたが、それでも自分で見つけて解決した課題は今でも愛おしい。来年3月で会社勤務を終了するので、技術士事務所の仕事と大学院学生としての学びとゴルフでの自己鍛錬に強化しようと考えて、FBで発信したら某知人から仕事を辞めるなら力を貸してほしいとオファーをいただく。詳しくはまだ言えないけど、週3日程度の勤務ならぜひと回答している。

労働安全コンサルタント

再雇用の最終年度の仕上げに、もう一つ資格を取得したいと考えている。4年ほど前に受験して、後1問で惜しくも不合格となった労働安全コンサルタントだ。なかなか高いハードルだけど、リベンジすべく受験勉強を続けている。ブログに取り組む時間を見直した原因の一つでもある。これに合格すれば安全をキーワードにした仕事も期待できるし、そもそも現在対応している安全セミナーの講師としての自己研鑽でもある。これに合格したらゴルフの会員権を購入しても良いという内諾を家庭内で取っていることもあり、モチベーションは高い。

エイジシュータへの道

近所にできた室内ゴルフ練習場には2年ほど前から通っている。ゴルフのスウィングはかなり合理的なものになってきたが、まだまだ実践力が弱い。ハーフでは39が出たけど、その後半はOBが4発出て50という日もあった。レッスンゴルフでは、プロから3打目が課題と指摘を受けている。つまり、アプローチとパターだ。それは自分でもわかっている。なので、月例会に継続的に参加できるようなゴルフ場の会員になることを検討している。候補になるゴルフ場はいくつかあるけど、その一つは鎌倉カントリークラブだ。

(出典:鎌倉カントリークラブ

終の住処

現在は都内に住んで、友人の車に便乗させてもらって、千葉の格安ゴルフ場で月に1回ほどのゴルフを楽しんでいる。ある先輩からゴルフをするなら、車と会員権はあった方がいいとアドバイスを受けたが、両方ともない状況だ。自動運転が実用化すれば別だけど、ゴルフで疲れた身体で都内の渋滞に遭遇したら、居眠り運転をしてしまいそうなので、自動車をもつ予定はない。このため、電車で行けるゴルフ場を物色している。8月にプレイした袖ヶ浦カントリークラブは素晴らしいゴルフ場だったけど、ちょっと高すぎる。会員権やなんやらで1,000万円は流石に払えない。取手の利根パークも条件に沿うけど正直ちょっと遠い。来年4月からは拠点を横浜に移すことも検討しているため、横浜を拠点に考えると横浜CCや保土ヶ谷CCも素晴らしいけど、これもコスト面で厳しいので、候補として急上昇したのが前述の鎌倉CCだ。

技術士事務所の羅針盤

2023年4月から技術士事務所の活動をどのように本格化、強化するかは、前述の週3日程度のお仕事や労働安全コンサルタントの合否に左右する。転職先での勤務が面白ければこれに集中するのも1案だし、逆に期待はずれなら安全をテーマにして技術士事務所の活動を強化することもある。両方ダメなら横浜国立大学の大学院の科目履修生になることも検討範囲だ。今日から2022年の10月だ。まずは10月18日の労働安全コンサルタントの試験に集中し、現在の勤務にも区切りをつけて、新天地での仕事に全力でトライし、その上で、その後の戦略を検討したい。

まとめ

人には人生の岐路が何度かある。自分の場合には15歳で地元の中学を卒業して、奈良高専に進学したこと、20歳で奈良高専を卒業して、KDD(現在のKDDI)に就職したこと。30歳で結婚し、40歳の手前で長男を授かったこと。役職定年の55歳から奮起して技術士に挑戦したこと。定年後の61歳から法政大学のMBAに入学してMBAを取得したこと。振り返ると色々と挑戦はしてきたつもりだ。新天地での仕事が面白ければ70歳までは頑張ろうと思う。並行して世界放浪の旅に出るのも良いかもしれないし、大学院生になるのも良いかもしれない。まだまだ、やりたいことはいっぱいあるので、時間の流れを楽しみながらチャンスを作って、やりがいを見つけていきたいと思う。

以上

最後まで読んで頂きありがとうございました。

ITプロ人材のマッチングプラットフォームなら Bizlink をクリックしてみてください。
最新情報をチェックしよう!