はじめに
神山まるごと高専(仮称)についての取り組みが進んでいる。以前の投稿した記事はこれ。円卓会議をほぼ月1行っていて、今回も参加したので、感想を少しまとめておきたい。
神山まるごと高専の志
創業の3名に2名のゲストを加えた5名でのトーク。ファシリテーターは、伊藤さん。各メンバーの持ち味や想いを聞き出すのが上手い。特に、良かったのは、志。寺田理事長は、平たく言えば野望。最初から綺麗な志があったわけではない。水野さんは本質を見極めたい。そして、現実とのギャップで感じた憤りを忘れず、それをモチベーションにする。水野さんいわく、6名の生徒に志を持たせるのは可能だった。10人、100人でも可能だと思っているけど、1000人、1万人、10万人となると疑問との現実的な見解も示す。人クラス40名、5学年でも200人なら燃える集団を作ることはできると感じた。
(出典:Yahoo!)
卒業後の進路プロファイル
以前参加した円卓会議で、卒業後の進路についての目標値はないのかと聞いた。その時点ではなかった。個人的には、起業が1-2割、大学・大学院進学が3-4割、就職が4-5割と想定していた。ただ、本日の円卓会議ではなんと、起業が4割、進学が3割、就職が3割という目標が公開された。なかなかアグレッシブだけど、目標が決まれば、それに向けての準備もできる。素晴らしい目標だと思う。
デザインxテクノロジーxアントレプレナーシップ
神山まるごと高専が目指すのは、ものづくりを通じてことづくりのできる人材。世の中にないものを作り出すこと、それによって世の中を革新すること。デザインする能力や、ものを作る能力、起業する能力を育てる学校はこれまでもあったけど、これら3つを同時に教育する学校は日本にはない。非常にアグレッシブな試みだ。
(出典:神山まるごと高専)
男女共学
高専は女性比率が少ないという印象だけど、情報系やデザイン系などは女性比率が高い。女性の比率の目標値はまだ設定されていないが、イメージ的には半々か。しかし、これを実現するためのキーはライフデザインだという。学校や寮の外観や内装、部屋のイメージ、制服の有無、それらによって、「行きたい」と思えるかどうかが特に女性学生を獲得するには必要らしい。自分が卒業した奈良高専では同期にはいないが、二学年下で1名入学した。その女性は2年連続のチャレンジで、しかもトップの成績で断れずに入学した。その後、女子学生に対する設備や装備を改善することで年々女性比率が高まっている。特に優秀な学生は女子学生と聞いている。
教育事業の可能性
教育事業は興味深い。特に、15歳から20歳までの優秀な学生を勇気づけ、一人前のビジネスパーソンに育て上げるのは意義深い。神山まるごと高専の開校に向けて先輩と称して3万円の寄付を募るプロジェクトをMakuakeで開催し、3日で目標の千人が埋まった。私もすぐ応募した。寄付の意思を示す方が多いので、第二弾を検討中のようだ。高専設立には18億円の資金が必要であり、ふるさと納税の制度の活用等で準備が進められている。これからもできるだけ協力していきたい。
(出典:ニュースイッチ)
まとめ
2023年4月はどんな時代だろう。コロナ禍は鎮静しているだろう。自分は2023年3月で再雇用も終了するので、世界流浪の旅にでも出たいところだ。高専の講師にも応募したがそれは実現しなかった。残念だけど、何か協力できることがあれば対応していきたいとは思う。1期生が卒業するのは、2028年3月か。どんな世の中になっているのだろう。ワクワク感しかない。
以上
最後まで読んで頂きありがとうございました。
拝