10月から「脳型情報処理機械論」の科目履修生になる予定。久しぶりの学生に期待感が高まる。

はじめに

2019年度と2020年度は社会人学生だった。企業に勤務しながら大学院に通うことは大変と思う人もいるかもしれないけど、個人的にはすごく刺激的で生産的な2年だったと思う。コロナ禍の影響も受けて仕事はテレワーク、大学はオンライン授業に移行したことに戸惑いもあったが、結果的には非常に効率的に両立することができたように思う。半年間のブランクを経て、また社会人学生にチャレンジしたいと思うようになった。

科目履修生

企業を退職してフルの学生になる方法もあるし、思い切って海外の大学に留学する方法もあるけど、あと1年半ほどは企業で勤務して欲しいと企業からも要請されているので、第3の方法として科目履修生となることに決めた。候補となる大学や大学院をいろいろ調べてみたが、最終的には東京大学大学院情報理工学系研究科とした。実は、4月入学で申請したことがあるが、希望した授業が春期ではなく、秋期の授業だった。事務局から連絡もあり、ギリギリのタイミングで申請して、受理された。

(出典:情報理工学系研究科

脳型情報処理機械論

履修する授業は、情報理工学系研究科の國吉康夫教授による「脳型情報処理機械論」だ。昨年の授業をベースにすると、次のようなカリキュラムと想定される。

第1回:イントロダクション、脳の基本構造
第2回:深層学習によるロボットの感覚運動学習と応用事例
第3回:身体性に基づく認知の創発と発達
第4回:神経科学の最近の動向とヒト特異性について
第5回:脳内シミュレーションの神経回路機構
第6回:乳幼児の感覚-運動情報処理とその発達
第7回:ゆらぎを利用した適応的情報処理と運動制御
第8回:Physical Reservoir Computing
第9回:予測符号化理論に基づく認知発達と発達障害
第10回:Enactivisim and Free energy principle
第11回:自由エネルギー原理:脳理論の到達点
第12回:意識の数理理論の創り方

科目履修生のメリット

脳の構造を情報処理機構として分析することには興味があるし、期待が高まる。個人的には、心と気持ちと感情がどのように相互に作用しているのかに関心を持っている。これは脳の構造とホメオスタシスの連携だ。後者については、「ホメオスタシスは体内の神経系、内分泌系、免疫系の制御システム」で投稿した。科目履修生になることのメリットは次の3点だ。

インセンティブアップ

今回の授業は、残念ながらオンライン授業をベースにするようだ。対面での授業になって欲しいと思うけど、ここは微妙な感じだ。ただ、新しい環境に身を置くことになることにワクワクする。

学生の特典の活用

東京大学大学院の学生として図書館などの施設を活用できるのは嬉しい。特に、東京大学の図書館には興味深い図書も多いだろう。そのような環境に身を浸すことに喜びを感じる。また、学生として各種サービスの割引サービスを活用できるのも嬉しい。

今後の可能性

基本的に今回の授業は半年だけど、できれば来年以降も継続的に科目履修生として興味を持つ授業を履修していきたいし、完全退職になった段階にどうするかのオプションも増えると期待している。

まとめ

授業料もまだ支払っていないし、学生証もまだ受領していない。明日にも振り込んで、写真も展開する予定だ。色々とオンライン授業や情報システムへのアクセス環境の整備を進めたい。敬老の日ということで時間が取れてよかった。今日は平日なのでお仕事だ。頑張ろう。

以上
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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