将来のAIロボットには感情を具備すべきか、3原則はどうするか、人類と共存できるのか。

はじめに

昨日、投稿したように10月からは大学院の科目履修生となる。10月8日から授業が始まる。昨日、銀行に行って次の3つの費用(67,800円)を振り込んできた。経営大学院では2年で約200万円かかり、そのうち約半分は補助金で戻ってきたが。これに比べると科目履修生は非常にコストパフォーマンスが高い。来年も続ける場合には、基本1科目で約3万円だけが必要なので、さらにお得だ。ぜひ興味のある授業を探して継続したい。
・入学検定試験振込金:9,800円
・入学料振込金:28,200円
・授業料振込金:29,800円

脳型情報処理機械論

今回エントリーした授業を担当されるのが國吉康夫東京大学教授だ。現在のAIは深層学習を中心とするパターン認識技術だが、それで解決できる問題には限界がある。さらなるブレイクスルーを実現するには人類の脳に対する深い知識と理解が不可欠という問題意識から、感覚的な対応や認知の仕組み、意識の仕組みなどの最新研究の動向を踏まえて議論することを狙っている。非常に楽しみだ。國吉教授は大学のHPの中で次のように記載されている。

現在の人工知能技術が直面する課題や限界を乗り越えるため,今改めて人間の脳の機能と仕組みを深く理解することが極めて重要となっている。次世代の人工知能は,何が起こるか事前に限定されておらず,常に変動する複雑な実世界で自律的に適切に振る舞う「動的実世界知能」と,人間の振る舞いや意図を理解し,人間の価値観や道徳に適合する人間中心の意思決定や行動を行う「人間的知能」を兼ね備える必要がある。本講義では,上記課題に向けて,従来の人工知能が捉えていない生体型計算原理や脳機能に重点を置き,身体性,感覚運動ダイナミクス,認知発達,社会性,高次認知,意識,などに関する計算論的神経科学や構成論的科学,認知発達ロボティクス等の最新研究動向を基礎および最新の脳科学的知見を踏まえつつ学び,議論する(出典)。

3つの疑問

國吉教授は、前述のHPにおいて動的実世界知能と人間的知能の必要性を指摘している。國吉教授は、大学のHPにおいて「身体が知能を作る!」とも説いている。「構造と感覚の情報の関係が生まれることによって脳神経系が発達し、学習していく、それが動物の中で知能が発達する原点なのです。ですから私は脳が体を動かすのではなくて、身体と動きが脳をつくっていると主張しています。」と書かれている。つまり、脳が身体を作るのではなく、受精卵が育って生命体となり、赤ちゃんとして生まれて成長していく過程で外部からの刺激を受けながら脳と身体が共に発達するということが将来の人工知能(ここではあえてAIロボットという)の研究につながるという考えだと理解する。一連の授業の中で多くのことを学ぶと思うけど、個人的な疑問をあらかじめ整理しておきたい。そして、この疑問が授業を通じて解消されるのか、さらに深まるのかは最後にレビューしたいと思う。

疑問1)AIロボットは感情を持つべきか。

ソフトバンクが開発したペッパーは感情を持つロボットという触れ込みだけど将来のAIロボットには感情が必要なのだろうか。産業用のAIロボットには感情は求められないかもしれないが、癒し系や介護系のAIロボットにはやはり感情が欲しい。しかし、そもそも動物はなぜ感情を持っているのか。これは、個人的な考えだけど、生存本能と直結していると思う。身の危険を感じた時に、恐れや、怒りの感情が爆発する。逆に、平和な時や家族と過ごすと時には幸せな感情や嬉しい感情が滲み出る。これは多分ホルモンの分泌で調整しているのだと思うけど、そんな内臓の動きと脳の動きと身体の動きを連動させるような機構を定義する必要があるように思う。

疑問2)心と意識と気持ちはどのような関係と捉えるのか

先に感情について記述したが、類似した概念に心や意識や気持ちがある。これらは似て非なるものだ。意識はかなり脳に依存するけど、気持ちは分泌される各種ホルモンに依存する気がする。心はどうだろう。一般に、三つ子の魂百までという。確かに2-3歳までの赤ちゃんの頃までには人間としての性格や行動パターンが決まるような気がする。実際、脳内のニューロンの数は一歳頃がピークを迎えるという。乳幼児期に人格形成の基本が出来上がりともいう。AIロボットで言えば、最初に定義するAIロボット三原則のような行動原則が重要だろう。

(出典:おもちゃのグランパパ)

疑問3)AIロボットと人間は共存できるのか

米国の作家であり生化学者であったアイザック・アシモフ(1920年1月2日から1992年4月6日)が著したSF小説「ロボットシリーズ」の中で宣言されたっぎのロボット三原則は有名だ。しかし、AIロボットが感情を持ち、生存本能に従った行動を自律的に行うようになった場合にもこの3原則を果たして遵守できるのか。感情を持つことは不確実な行動を許容することになるのではないか。AIロボットに本当に感情を持たせて良いのかという疑問だ。

第一条:ロボットは人間に危害を加えてはならない。また、その危険を看過することによって、人間に危害を及ぼしてはならない。

第二条:ロボットは人間にあたえられた命令に服従しなければならない。ただし、あたえられた命令が、第一条に反する場合は、この限りでない。

第三条:ロボットは、前掲第一条および第二条に反するおそれのないかぎり、自己をまもらなければならない。


(出典:早川書房

まとめ

将来のAIロボットがどうあるべきかは世界の専門家が日々議論している。そのような最先端の研究の一端を垣間見ることができるのではないかと期待感が膨らむ。著作権の問題もあるのでフルにはオープンできないが、実際の授業が始まったら許可を得られる範囲でフィードバックしたい。

以上

最後まで読んで頂きありがとうございました。

 

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