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2021年8月28日

東京タワーの建設では鳶職を束ねた桐生五郎のような職人が活躍した。現在の職人の待遇改善には建設業界の多階層の是正が必要だ。

東京タワーを突貫工事で完成した立役者は全国から集められた優秀な鳶職だ。当時の大卒の初任給の数倍(4万円)の月収を得た。現在は技術向上と安全確保のため技能検定職種が整備されている。「とび」もその一つだ。3級、2級、1級とあり、経験を積みながらステップする仕組みだ。課題は年収を如何に上げて仕事の魅力を高めるかだ。