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2021年8月

インフラから考える動画配信サービス:放送専用のインフラ拡充は効率的ではない。

NHKの番組をスマホやPCで視聴することができるNHKプラスは今後さらなる拡充が期待される。民放も同様のサービスを提供しているし、TVerやNetfliなどの配信サービスの利用も広がっている。インフラとコンテンツを切り離すことで、魅力的な映像サービスを廉価に効率的に配信することが可能になると考える。

美容医療の成長余地は大きいが質の向上と信頼確保、正しい情報開示が課題だろう。

日本人は美容医療に抵抗感があったのは昔のことだ。10代の女性122人に調査すると全員が賛成だった。最近は男性の患者も普通だ。現在は、美容外科が中心だけど、今後は美容皮膚や再生医療、美容内科などの分野での成長が期待される。外見だけではなく、内面も健康で美しくというのは高齢化に向けての健康寿命の増大にも合致する。

スマホ利用の若年化とスマホネイティブと言う2つの波に翻弄されながらもスマホ利用を客観視する4コマ漫画はすごいと思う。

スマホ利用開始年齢の若年かという波と、乳幼児からスマホを使いこなすスマホネイティブの波と言う2つの波に翻弄されながら、自分たちの現状や課題を客観視する4コマ漫画を書き表せる中学生はすごいと思う。作文では書ききれないストーリーを巧みに4コマ漫画で描き切っている。都内の公立の中学生だけど、これを指導した国語の先生も偉い。

東京タワーの建設では鳶職を束ねた桐生五郎のような職人が活躍した。現在の職人の待遇改善には建設業界の多階層の是正が必要だ。

東京タワーを突貫工事で完成した立役者は全国から集められた優秀な鳶職だ。当時の大卒の初任給の数倍(4万円)の月収を得た。現在は技術向上と安全確保のため技能検定職種が整備されている。「とび」もその一つだ。3級、2級、1級とあり、経験を積みながらステップする仕組みだ。課題は年収を如何に上げて仕事の魅力を高めるかだ。

教育改革は永遠のテーマ。戦前の五修や四修のような飛び級や飛び入学を可能にできないものか。

日本では高校を卒業しなくても(高校中退)大学に入学する飛び入学が可能だ。戦前の日本では小学校や中学校での飛び級が可能だった。海外では才能を幼少期から発掘しようと「ギフテッド」認定して、育成に勤めている。科学オリンピックで活躍する前途有望な日本の子供たちが活き活きと、その才能を発揮できるような社会をぜひ目指したい。

光る鑑賞フィッシュからデザイナーベイビーまで遺伝子操作はどこまで進むのか。

デザイナーベイビーというキーワードが気になり、遺伝子治療やゲノム編集の技術的な動向や課題を調べてみた。遺伝子工学が飛躍的に発展し、年率74%の増という急成長する市場が予想されている。すでに様々な生物に適用されている。生物への適用は倫理的な問題が大きいが、マスメディアの報道の仕方で世論は誘導される点に注意が必要だ。

金魚で遡る日本人の起源。金魚の先祖のフナの起源は中国揚子江に加えてアムール川だった。バイカル湖が近づきワクワクする。

金魚は意外と生命力が強くギネス記録では43年と長寿だ。学生時代は金魚の養殖が盛んな奈良県の大和郡山市に居たこともあり、起源などを調べると中国揚子江に加えてアムール川が出てきた。アムール川とはロシア北東部を流れる全長4,368kmで世界8位の河川だ。ブリヤート人が住むバイカル湖にも近づく。機会を作って旅したい場所だ。

日本人の起源:土器から紐解く民族移動の可能性、縄文人とシュメール人の関係

昨日の投稿では、氷河期の海退や温暖化に伴う海進や鬼界カルデラの大噴火などを時系列に並べ、日本と東アジア、ヨーロッパの交流の流れを想像してみた。今回は、日本の縄文土器と非常によく似た縄目文土器がヨーロッパ各地から発掘されていることの紹介と、日本語とシュメール語との類似性などから縄文人とシュメール人の関係を考えてみたい。

日本人の起源:海退や海進、鬼界カルデラ大噴火を生き残った逞しい縄文人

氷河期に海面が100m下がり、縄文時代の温暖化期に100m上昇した。7,300年前には鬼界カルデラが大噴火して西日本を中心に日本列島は壊滅的に被害を受けた。この危機的な困難を乗り越えて生き残った縄文人は逞しいと思う。縄文時代からは人と人が争う武器が出ないというが、自然との戦いが熾烈なことがその背景にあったのだろう。

CO2削減とエネルギー問題を一挙に解決するメタネーションの可能性と課題を考える。

2050年のカーボンニュートラルを実現するための有望な技術がメタネーションだ。これは、自然エネルギーを活用して生成した水素(H2)と発電所や工場等で発生した二酸化炭素(CO2)を合成して、メタン(CH4)と水(H2O)を製造する技術だ。既存の都市ガスのインフラを活用できるというメリットもあり、期待が高まっている。