技術士の平均寿命を計算すると82歳だけど、90歳代が圧倒的に多い。

はじめに

日本技術士会が毎月発行する月刊「技術士」の最後の方のページに訃報の欄がある。先日も「生と死を考える」を投稿したばかりだ。普段はあまり気にしないけど、今月号にはちょっと気になる方のお名前が掲載されていた。ご冥福をお祈り申し上げます。

木崎技術士事務所

勤務している会社にも承認をもらい日本技術士会には技術士事務所の代表として登録した。その時にどのような名前にするかを悩んだ。シンプルなのは、木崎技術士事務所だ。しかし、調べるとすでに木崎技術士事務所という名称でご活躍されている方がいらっしゃることがわかった。このため、自分はフルネームで木崎洋技術士事務所とした。

享年の計算

2021年7月号の月刊「技術士」が届き、拝読していてびっくりした。訃報の欄に木崎秀一様のお名前が記載されていた。実は、日本技術士会の会員名簿を検索すると、それまで出ていたお名前が出てこないので、退会されたのだろうかと不思議に感じていた。享年91歳でした。月刊技術士の訃報欄の年齢が満年齢か数え年齢かは不明なので、正確には享年ではないかもしれない。享年とは、亡くなった時の数えの年齢だ。一方、最近は満年齢の方がわかりやすいということで行年を使う例もある。享年も行年も「天から授かった寿命を全うした」という意味だ。

技術士の平均寿命

本年3月号から7月号の5か月で27名の訃報が掲載されていた。27名なのでサンプル調査となるが、平均すると82.4歳だった。我が国の男性の平均寿命は81.41歳(2019年調査)だったので、ほぼ同じだ。しかし、90歳代が多い感じがしたので、四捨五入して10歳別の分布を見ると、下の図のように90歳が圧倒的に多い。これはどういうことか。85歳から94歳で亡くなる方が最も多く、95歳以上の方も3名いらっしゃるけど、若くして亡くなる方もいらっしゃるので、平均値で見るとこのようになるのだろうか。

(出典:月刊「技術士」2021年3-7月号より独自集計)

まとめ

日本技術士会の活動を通じて多くの技術士の先輩と交流することが多いが、皆様若い。実年齢よりも10歳は若い気がする。やはり普段から自らの専門分野の知識を磨き、活用することで心身ともに健康な方が多いのだろうと拝察する。

以上

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