はじめに
アトランタジョージアにある美しいゴルフ場オーガスタナショナルゴルフクラブで開催されるマスターズはゴルファーにとっては特別な場所だ。そして、マスターズはアマチュアにとっても檜舞台である。松山英樹はよく知られているように東日本大震災直後の2011年4月大会でローアマチュアを獲得している。これは日本人初であり、アジア人でも初だった。そして10年の出場経験を経て2021年4月に優勝した。日本人としても、アジア人としても初の快挙だ。1940年生まれのジャックニコラスは、23歳(1963年)で初優勝し、合計6回(最多)優勝している。松山の目標は最多というよりは、メジャー大会を制覇することかもしれない。
優勝を決めたショット
マスターズの創設者であるボビージョンズは、28歳(1930年)の時に、全英アマチュア、全米アマチュア、全英オープン、全米オープンの4大タイトルを1年のうちに制覇した。4月のマスターズに続いて、5月の全米プロゴルフ選手権、6月の全米オープン、7月の全英オープンを連続制覇すれば、松山も「グランドスラマー」となる。夢は叶うだろうか。今年はさらにオリンピックもある。もし、5つを制覇したら史上初のスーパーグランドスラマーとでも呼ぶのだろうか。インタビューで松山は、マスターズの優勝を決めたショットを聞かれて、最終日最終ホールのティーショットを挙げた。確かに、緊張の中、ティーショットがフェアウェイを捉えたことで優勝をほぼ確信できたのだろう。
目標達成シート
ゴルフではないが、大谷翔平は花巻東高校の1年生の時に、下のような9×9の目標達成シート(曼陀羅チャート)を書いているのは有名だ。ご存知の方も多いだろう。松山英樹も同じようなことをしていたのだろうか。松山がゴルフを始めたのはあまりテレビには出てこないが日本アマに出場したこともあるという父親の影響だ。4歳の時に始め、名門明徳義塾中学校で本格的に初め、高校時代には全国高等学校ゴルフ選手権大会で優勝している。さすがだ。
オリンピックに向けてのエールとなるか
2021年7月29日から8月1日まで霞ヶ関カンツリー倶楽部で男子ラウンドが開催される。女子ラウンドは8月4日から8月7日だ。日本勢の活躍が期待される。まあ、その前にオリンピック&パラリンピック2020(2021)が無事開催されるかどうかが問題だ。朝晩の満員電車が許容されているのに、なぜ飲食店ばかりいじめるのか。オリンピックもぜひ実施して欲しいと思う。
まとめ
松山英樹の快挙にゴルフを再開する人も増えそうだ。明後日は千葉のアバイディングクラブゴルフソサエティでラウンドする予定だ。このコースは結構トリッキーで俗称は「ヤバイディング」と呼んでいる。