ウイルスに強く、色褪せず、健康にも良い藍の潜在能力はすごい。

はじめに

NHKのサイエンスゼロで藍の特集をしていて藍が気になり、調べてみた。藍といえば、1972年から1973年にかけてNHKの朝の連続ドラマ「藍より青く」を思い出す。その当時通っていた中学では昼食は弁当だったけど、自宅に戻ってテレビを見ながら食べて、急いで自転車で学校に戻ったりしていたのを思い出した。

戦争中にも命懸けで守られた藍の伝統

藍は1年草なので、栽培が1年途絶えるとそれで終わりだ。太平洋戦争中は、食料増産のために藍の栽培が禁止された。しかし、藍は生き残った。これは、「600年を超える阿波藍の歴史を途絶えさせることはできない。」と阿波藍の17代佐藤平助さんは里離れた山奥に6年間も栽培を続けて白い花の咲く藍を守り抜いた。これが現在も阿波藍として生き続けている。

(出典:マガジンハウス

藍職人は病知らず

藍の解熱効果や解毒効果、抗炎症効果は古くから知られ、薬用植物として活用された。江戸時代には、毒蜘蛛や毒蛇に噛まれた時に傷の治療として活用されたと記されている。また、最近では抗がん剤としてのトリプタンスリンなどの生理活性物質も藍から生成されるという。すごい。


(出典:徳島県物産センター

美容と健康に良い藍

藍の葉には、コレステロールを低減させる効果があり、刺身のツマにしたり、天ぷらにしたりして食用したという。藍は、解毒剤にもなるし、抗酸化作用が高く、さらに健康にも良いというスーパーフーズだ。藍の葉を食べたら口が真っ青になるなんてこともないようだ。内臓脂肪を減らす効果も確認されていて、藍は染料だけではなく、健康成分としての活用も進んでいるようだ。

(出典:ぐるたび

紀元前2000年のミイラに巻かれた布が藍染

藍の起源は古く、古代エジプトからインド、中国、そして、日本へと広がったとされる。日本にいつ頃伝わったかは不明だが、少なくとも、西暦243年(正始4年)の「魏志倭人伝」には日本の藍についての記述がある。 倭国から「赤や青に染めた絹織物が魏王に献上された」ある。これは日本古来のトウイダイグサ科の山藍を用いた青緑色の染色法と考えられている(出典:蓼藍の成分と機能性)。

神山まるごと高専と藍住町

神山まるごと高専プロジェクトの舞台も同じ徳島県だけど、もっと山あいだ。藍住町は吉野川で広がる平地だ。神山まるごと高専の講師には採用されなかったけど、機会があれば神山町と藍住町には訪問してみたいと思っている。

藍住町のカネイファーム

藍住町には魅力的なお店や個性的な施設が多い。例えば、カナイファーム。法政大学の平石教授が手がけている水耕栽培を生業としている企業だ。若者の夢を実現できるように、家族経営から株式会社経営に切り替え、農園直営レストラン「アクリエ」なども運営している。

(出典:徳島新聞

コース仕立ての食べる藍

染料としてではなく、健康食品としての藍を実践し、フルコースで楽しめるのが農園直営旬感ダイニングアクリエ(aqulier)だ。藍住町の北部に位置するレストランだ。

(出典:ぐるたび

天然藍染抗菌エアーマスク

コロナ禍において抗菌作用は魅力的だ。新型コロナウイルスにどこまでの抗菌効果があるかは別にして、職人が一枚一枚手作りしたマスクは魅力的だ。特に、メッシュ生地で通気性と機密性を兼ね備え、優しい風合いと高い抗菌防臭効果があると聞けば欲しくなる。価格は1つで2680円(税込)だ。

(出典:藍染座房

まとめ

7月23日にオリンピックが開幕する。藍色はJapan Blueとして、公式エンブレムに採用されている。藍染めの神秘は興味深い。藍で染めることで抗菌作用を得られることを先人はどうして知ったのだろう。水に溶けない藍を発酵させることで水溶性になり、一旦染まるとその色がしっかりと定着するというのは考えると不思議な現象だ。しかも、最近はコレストロールの低減効果もあり、食用としても活用されているという。西アフリカでは藍で染めた服は富を意味するほどだ。藍の起源をもっと探究したいと思った。

以上

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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