縄文展では説明されない縄文人のミステリー、鬼界カルデラから逃避した縄文人はどこに向かったのか。
日曜夜のドラマ「日本沈没」を見ていると鬼界カルデラや縄文海進に襲われた当時を連想するのは自分だけだろうか。海抜が100mも上昇する恐怖は尋常ではない。日本は急峻な土地なので、全てが沈むわけではないが、中国の沿岸などは全面的に界面下に沈んだろう。高地に向かった典型はマチュピチュかもしれない。縄文時代はロマンの宝庫だ。
日曜夜のドラマ「日本沈没」を見ていると鬼界カルデラや縄文海進に襲われた当時を連想するのは自分だけだろうか。海抜が100mも上昇する恐怖は尋常ではない。日本は急峻な土地なので、全てが沈むわけではないが、中国の沿岸などは全面的に界面下に沈んだろう。高地に向かった典型はマチュピチュかもしれない。縄文時代はロマンの宝庫だ。
ここに書いたのはまだ仮説だけど、縄文時代には遼河エリアとの交流があり、鬼界カルデラの大噴火の時期にこのエリアに民族が大挙して退避したと考える方が自然だと思う。そして、その文化や土器の製造技術がさらに西に拡散したのではないだろうか。ミステリーの謎解きは続く。
櫛目文土器という言葉を初めて知った。調べるほどに縄文土器とそっくりだ。さらには、これが朝鮮だけでなく、シベリア、モンゴル、東欧、さらにはフィンランドまで続く。縄文土器とそっくりで欧州の古代に出現して消えた縄目文土器との関係も気になる。ミステリーは深まるばかりだ。
昨日の投稿では、氷河期の海退や温暖化に伴う海進や鬼界カルデラの大噴火などを時系列に並べ、日本と東アジア、ヨーロッパの交流の流れを想像してみた。今回は、日本の縄文土器と非常によく似た縄目文土器がヨーロッパ各地から発掘されていることの紹介と、日本語とシュメール語との類似性などから縄文人とシュメール人の関係を考えてみたい。
欧州地域にCorded Ware Culture(縄目文土器文化)が確認されている。縄文土器文化とは同根なのか無関係なのかが不明だ。日本の縄文土器は約1万6000~1万5000年前と欧州で出土している縄目文土器よりも古い。その外形は類似性が高く、密接な関連性があると感じる。タミル語と日本語が近いのも興味深い。
水筒について関心を持った。水筒の起源を調べると、ワインの起源に通じた。縄文時代にはワインを醸造していた。日本最古の酒は日本酒ではなく、ワインだった。世界最古のワイン造りで使われた土器と縄文土器に類似性を感じる。今欲しい水筒は、軽量で薄くて携行性の高い水筒でできれば保温性も優れたものだ。ちょっと欲張りだろうか。