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日本人の起源

TED視聴:言葉はどのように脳で処理されるのか。

ヒトはどのように言葉を理解するのか。その仕組みを考えると確かに不思議だ。動画の中でヒトは1秒間に8音節まで理解し、音節を聞きながら数百、数千の単語群から正い単語を探すマッチング処理をリアルライムに並行して処理しているという。そして新しい言葉は睡眠の中で脳内を整理される。すごいとしか言えない。

日本人の起源:相撲は日本、モンゴル以外に、トルコやウズベキスタン、インドでも根付いていた。

日本の相撲は神事だ。モンゴルの相撲も宗教色があるが、西アジアのトルコやウズベキスタン、アフガニスタン、インドなどにも相撲文化が根付いているのはびっくり。相撲のルールは国それぞれで異なるが、人と人がぶつかり合って強さを競うのは本能的なものかもしれない。相撲だけでなく、文化や言語などでも共通性があると興味深い。

縄文時代の人口減少の原因は寒冷化か感染症か大噴火か。逞しく生き残るのが日本人のDNAだ。

太古の歴史から人口推移を見ると、縄文時代の後期に26万人から7.6万人に激減している。この理由を調べていたら、鬼界カルデラがあり、縄文人が生き残りをかけて各地に逃避した様子が感じられた。ヨーロッパには縄文土器と瓜二つの縄目文土器があるが、これの出自が不明だし、シュメール人の出自も不明だ。何か繋がっている気がする。

お箸の話その3:アイヌのパスイは日本の箸と同様に神と人をつなぐ役割を担っていた。

アイヌのパスイと日本語の箸は発音も近い。宗教的な役割を担う点でも共通している。縄文時代にも漆の棒状のものが発掘され、共通点を感じる。ただ、パスイは箸というよりも匙(さじ)の原型のようにも思う。その意味ではモンゴルのサバハに日本の箸との同根性を感じるのは自分だけだろうか。

お箸の話その2:元々は神事用。千利休は杉の木を削った箸で客人をもてなした。

箸の起源を辿ると神事向けだった。確かに今も正月の時は寿の袋に入れた箸を使う。また、少し高級な箸をバラ利久と呼ぶが、これは千利休が客人をもてなす時に杉の木を削って用意した箸が由来という。日本人は、箸を単なる道具としてではなく、神の世界とこちらの世界をつなぐ橋と考えたようだ。知らなかった。

お箸の話その1:アイヌのパシイやモンゴルのヘト・ホルガと日本の折箸はどれも個性的だ。

お正月は寿と書かれた箸袋に入った綺麗な割り箸を使う。箸について調べたところアイヌのパスイやモンゴルのヘト・ホルガなど個性的な箸に巡り合った。日本の箸も古代は竹を曲げた折箸が神事で使われていた。箸の文化を紐解くことは民族の文化を紐解くことにつながりそうだ。

beyond 3R:古民家の再生に見る日本の知恵と技術と可能性

金継ぎという日本の再生技術が海外で注目されている。壊れた部分を隠すのではなく、逆に目立たせることで新しい作品に昇華させる。古民家もそうだ。築50年以上の空き家も再利用可能な木材を精査し、必要な部材を投入することで、新しい家として蘇らせる。古い歴史の価値を新しい技術でさらに高めることができれば素晴らしいと思う。

心と気持ちと感情:心身の健康を保つ秘密はソマチットとの健全な共生にあるのかもしれない。

気持ちや感情や心、魂とは?などを考えていて、ソマチットを思い出した。生物の肉体に共生し、感情を理解する謎の生命体のようだ。穏やかな気持ちだと細胞も健康だけど、逆だと大変。現代人はストレスから心身の健康を害する人も多いけど、体内のソマチットとやさしい気持ちでともに生を楽しむぐらいの余裕があった方が良いのかもしれない。

縄文展では説明されない縄文人のミステリー、鬼界カルデラから逃避した縄文人はどこに向かったのか。

日曜夜のドラマ「日本沈没」を見ていると鬼界カルデラや縄文海進に襲われた当時を連想するのは自分だけだろうか。海抜が100mも上昇する恐怖は尋常ではない。日本は急峻な土地なので、全てが沈むわけではないが、中国の沿岸などは全面的に界面下に沈んだろう。高地に向かった典型はマチュピチュかもしれない。縄文時代はロマンの宝庫だ。

日本の起源:沖縄とアイヌとインカを結ぶ縄算(キープ)が意味することはなんだろう。

沖縄とインカに藁算が残っていることは知っていたけど、アイヌにも同じような文化が残っているという。アイヌの人と沖縄の人は共通点が多い。並んでいたら、どっちがどっちか区別がつかないほどだ。そして、どちらも平和を愛して、自然を大切にする。縄文人の文化を色濃く残す。日本人が忘れてはいけない文化だと思う。