はじめに
昨年の3月にこのサイトを開設して以来、1年間の連続投稿を完遂した。これを記念して、日本の起源シリーズ(参考1)、技術士受験シリーズ(参考2)、社会的な課題シリーズ(参考3)を投稿した。これ以外にもアクセス数の多かったシリーズがある。それがリカレントシリーズだ。
リカレント教育
リカレント教育とは生涯を通じて学び続けていくことなので、その意味では、生涯教育と同義と言える。リカレントとは繰り返すという意味の英語で、リカレント教育の考えはスウェーデンで1968年に「高等教育―機能と構造」の中で提唱されたものだ。その後経済協力開発機構(OECD)がこの理念に基づく教育のあり方について提唱することによって広まった。日本では、社会人の教育は企業が担っていたが、リカレント教育では就職した後も学ぶことをやめない、もしくは学び直すことで、自らの能力を高めることを目指す。日本でも雇用の流動性を高めるには、リカレント教育がさらに重要になると考える。自分がおこなっているリカレント教育は主に次の3つだ。それぞれでアクセスの多かった投稿を中心にまとめたい。
・日本技術士会(CPD)
・法政大学経営大学院(MBA)
・東京大学大学院(科目履修生)
日本技術士会の部会
日本技術士会には、19の専門部会があり、それぞれがほぼ月次で定例部会を開催し、さらに8つの実行委員会と7つの常設委員会があり、それぞれが定期的に研修会などを開催している。日本技術士かいで開催される各種会合には、自分の専門分野だけではなく、専門外の分野にも参加できるのが日本技術士会の良さの一つだ。特に、機械部会や環境部会などは楽しみだ。2021年10月28日に開催された環境部会においてゼロエネルギービル(ZEB)について講演があったので、それを拝聴する中で感じたことをまとめてみた。
法政大学経営大学院
法政大学の経営大学院に通学していた頃は、このサイトではなく、はてなブログを使っていた。MBAで検索すると80ほどの投稿があった。そのうちのいくつかはMBAでの名授業シリーズとしてこのサイトにも投稿している。特にMBAの授業では米倉教授、豊田教授、小川教授、大久保(あかね)教授、高田教授の授業などをよく拝聴した。頑張って講義を選んだけど、用意されている講義の1割程度だ。米倉教授の講義では、早々たる企業の経営トップに対して、次の一手を学生が提言するという無茶なものだ。その中でもアイリスオーヤマの大山健太郎会長への提言は強烈に覚えている。
東京大学大学院
法政大学の経営大学院は2019年4月から2021年3月までの2年間だった。非常に密度の濃い2年だったし、自分でもよく頑張ったと思う。卒業後は半年間ほどフリーだったけど、また学びたくなり、東京大学大学院の科目履修生に応募することにした。その時に選んだ講義が國吉康夫教授の「脳型情報処理機械論」だ。最初の二回ほどは國吉教授で、他の13回ほどは北海道から沖縄までの全国の研究最前線を疾走する教授陣だ。講師は全員日本人だけど、受講生の半分は外人学生であり、授業は全て基本的に英語だった。内容も難解だったので、講義の内容の1割も理解できない。これではまずいと、毎回3-4の投稿に噛み砕いて投稿した。國吉教授をはじめゲスト講師陣にもみてもらった。おおむね高評価で、優をいただけたのは嬉しい誤算だ。
まとめ
今回はアドホックでリカレントシリーズについてまとめてみた。本当なら、もっと読者目線で、読者が興味のあるトピックを読者のためになるような内容で書いていきたいけど、なかなか理想通りにはいかない。まだまだ、自分目線で、自分の興味のあるトピックを自分のために書いている投稿が多いけど、少しずつ読者に喜んでもらえるような内容に昇華していきたいと思います。引き続き温かい目で見ていて欲しいと思います。
以上
最後まで読んで頂きありがとうございまいした。
拝