2022年度の科目履修生の継続と2023年度に向けてのチャレンジ

はじめに

東京大学大学院の場合には、科目履修生は翌年の後期まで継続できる。自分の場合には、2021年の後期からなので、科目履修生として受講できるのは2022年の前期と後期のみだ。また、最大4講座までなので、候補となる講義を軽くサーベイしてみたので、紹介しておきたい。また、問題は2023年度からの対応だ。チャレンジするかどうかが悩ましいところだけど、何がハードルかを明確にして、それに向けての対応方針を考えてみた。

東京大学大学院科目履修の候補

2022年度のシラバスはまだ公開されていない。このため、現時点では2021年度のシラバスを参考にして、同様に講座が開設されるのであれば、それを候補とすることになる。興味深いと感じるのは次の4つの講座だけど、流石に仕事をしながら4講座を受講するのはきついので、2講座もしくは3講座に絞ることになるだろう。

火曜日 6限

情報理工学系研究科の楠正憲講師や奥和田久美教授、牧野司助教による講座だ。基本的にICTで社会の課題解決するという観点からの講義だ。このため、受講生によるディスカッションなどが中心になるようだ。問題はリアル講座なのか、ZOOM講座なのか。6限なので多分授業は19時から20時半ごろまでの90分授業となる。討議の対象は、バイオテクノロジー、地球環境、宇宙ビジネス、技術と倫理、デジタル政府、シェアリングエコノミー・オンデマンドエコノミー、キャッスレス社会、シンギュラリティ大学流・イノベーションワークショップ、仕事の意義・ベーシックインカムなどだ。これはぜひ受講したい。

水曜日 4限

講師は小暮淳講師だ。仮想通貨とブロックチェーンをテーマにする。水曜日の15時からの90分の講義を受講するかどうかは仕事との関係を考えると微妙だ。これは聞いてみたいけど、別途機会があればという感じかなあ。

木曜日 5限

知能機械情報専攻の國吉康夫教授、公共政策学連携研究部の城山英明教授、情報学環の佐倉統教授、さらに未来ビジョン研究センターの江間有沙特任講師によるAIと社会をテーマにしたお勧めの講座だ。東大の教授だけではなく、外部からも専門分野のゲスト講師をお招きする。人工知能と人間や社会はどのような関係を構築していくのか。AIや人工知能、自動運転、ロボットなどの切り口だ。受講する学生も人文・社会科学系・理工系に開かれており、多角的なディスカッションを通じて理解を深めることが期待されている。これは是非とも参加したい。木曜日の17時ごろから18時半ごろまでか。なんとかしよう。

金曜日 6限

電子情報学専攻の相澤清晴教授と、生産技術研究所の喜連川優教授によるIT企業の戦略論だ。今年度の事例を見ると、LINEやサイバーエージェント、NTT、MS、ソニー、メルカリなどのIT企業の経営陣がゲストスピーカーとなっての講義がある。基本オンラインだ。講義のレポートを翌月曜日に提出することが求められる。金曜日の19時から20時半ごろなので、これもなんとかなる。問題は、2022年度も実施してくれるかどうかだ。

2023年度に向けてのチャレンジ

2022年度の後半も興味深い講座が色々あるので、楽しみだけど、問題は2023年度以降をどうするかだ。科目履修生としての受講は2022年度までしか延長できない。選択肢としては、大学院生となって、受講することだ。入学金が28万円ほど、授業料が半期で26万円、年間では52万円となるが、なんとかなるだろう。問題は入学試験の突破だ。

難関は英語か

大学院の入学には試験は専攻によって異なる。現在、在籍している知能機械情報学の場合には、次のような試験が必要だ。
・一般教養科目:なし(良かった)
・外国語:TOEFLの受験が必要。
・専門科目・口述試験:知能機械情報学に関するオンラインでの口頭試験
・募集人数:若干名

第一次試験

自慢ではないがTOEFLは受験したことがない。香港から帰任してまだ英語脳が残っているうちにTOEICを受験したら780点ほどだったけど、10年ほどして再受験したら650点ほどに落ちていた。やはり英語は使わないと落ちる。TOEFLは海外留学を検討する学生向けの試験だ。TOEFLにもiBTとITPがある。東京大学大学院のTOEFLはiBTだ。iBTの満点は120点で、日本人の平均が72点。北米の大学院に入学するには100点以上が必要と言われている。90点を超えれば上位の大学に出願できる。現在の実力は多分60点ほどとして、まずは80点をクリアして、2022年の後半を目途に90点を目指す戦略だろうか。
(出典:TOEFL)

TOEFLへのチャレンジ

どこを目指すかを考えるためには、現在の実力を確認する必要がある。「習うより慣れよ」だ。このため250ドルほどと高価だけど、2月12日に受験を決めた。また、点数のフィードバックはないけど、TOEFLのサイトで模擬試験を無料で受けることもできる。3時間と長丁場だけど、どのような試験かを知る上でも、一度トライしておきたいと思う。
出典:フリーテスト

まとめ

大学院の入学試験は、第一次試験と第二次試験がある。第一次の難易度が不明だが、仮にこれをクリアしても第二次試験がある。第二次試験では修士の学位論文またはこれに代わるもの並びに業績等について試験を行われる。國吉教授にもタイミングを見て相談してみる必要がありそうだし、そもそも大学院で何を研究したいのかを明確にする必要があるだろう。TOEFLでの特典アップを図れば、海外留学のオプションも見えてくるかもしれない。まずはTOEFL受験の戦略を考えてみたい。

以上

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