個人事業主の登録完了。最大の難関は商号登記申請書の営業の種類だった。「出版、印刷または撮影に関する行為」で受理された。

はじめに

個人事務所の解説については、以前のブログで投稿した。税務署への提出はここで記載した通りだけど、複式簿記での管理が課題だ。この部分は多分年末ぐらいに集中的に対応することになるだろいう。今回は、時間のかかった商号登録を中心に投稿しておきたい。

税務署での登録

税務署での登録手続きは、次の4つだ。サイトにはフォームがアップされているので、ダウンロードして、パソコンで必要な事項を追記して提出すればOKだ。

個人事業の開業・廃業等届書(参考1)

参考1に必要事項を記載して最寄りの市区町村の主管税務署に提出する。

所得税の青色申告承認申請書(参考2)

参考2に必要事項を記載し、最寄りの市区町村の主管税務署に提出する。
複式簿記にマークを設定しておくと控除が受けられる。

ID・パスワード方式の届出(参考3)

スマホやパソコンで確定申告する方法には、マイナンバーカード方式とID・パスワード方式がある。自分はID・パスワード方式にした。区の窓口の人もこちらをお薦めしてくれている感じだった。

事業開始等申告書(個人事業税)(様式4)

個人事業を開始する時には管轄(自分なら東京都)の税務署に申告が必要だ。手続きは簡単で所定の様式に必要事項を記載して提出するだけだ。年間290万円までの事業主控除は大きな特典だ。青色申告で事業所得が赤字の場合は翌年以降3年間繰越控除が可能だ。

法務局での登録

申請するのは、次の印鑑届書とこれに付随する商号登記申請書だ。

印鑑届書(参考5)

最寄りの法務局に届け出ます。個人の実印、個人の実印の印鑑証明、社印(個人の実印で兼用可能)、登録料3万円、印鑑届書、商号登記申請書、身分証明書が必要だ。個人の印鑑を登録することも可能だし、事務所などの印鑑を作って、それを登録することも可能だ。

商号登記申請書(参考6)

ここで難しいのが営業の種類だ。適当な用語ではダメで、申請が通る「営業の種類」というものがあり、それをそのまま記入するしかないようだ。「技術文書並びに文献の出版業」であれば前例はあるようだ。個人事業主の場合には、商号登記は必須ではないけど、登記した方が安心だ。商標登録と違って毎年の登録料も不要だし、永年有効なのも魅力だ。

商号登記申請書

参考6の商号登記申請書とは別に、ワープロ版(もしくは手書き)で商号登記申請書を作成する。そこには、商号、営業所、登記の事由、登記すべき事項、登録免許税(3万円)などを記載する。登記すべき事項は別紙の通りとし、別紙には、また、商号、営業所、商号使用者の住所と氏名、営業の種類、登記記録に関する事項を記載する。ここで問題なのが、営業の種類だ。

営業の種類

自分は、最終的には「出版、印刷または撮影に関する行為」とシンプルな内容とした。最初に相談した時には、記載事項は指導できないけど、申請したら審査はできると言われた。でも、「技術コンサル、技術安全管理の業務支援」などと書いたら、技術コンサルはだめ、業務支援もダメ、なんだか色々とお作法がある。粘って質問すると、受理されている営業の種類のリストを見せてくれた。リストの配布も禁じられているようなので、必死でメモした。製造業なら「他人のためにする製造または加工に関する行為」でOKのようだ。運送業なら「運送に関する行為」、電気ガスなら「電気又はガスの供給に関する行為」、ソフト開発なら「ソフトウェアの製作販売行為」などで良いらしい。でも、技術コンサルはそのどれでもない。仕方ないので、前述の行為にしたら、すんなりと通った。

印鑑(改印)届書

商業登記申請書を記載して提出する。受理されれば最初のハードルはクリアしたことになる。自分は三回目で受理されたので、3万円の収入印紙を購入して申請した。その後1週間ほど連絡がなければ問題なく処理できたことになる。内容に問題がある場合か、何か必要な場合にのみ連絡が来る。自分の場合は、苗字の部分が、「きざき」なのか「きさき」なのかという質問の電話が一度だけあった。

印鑑カード交付申請書

1週間ほど経過したけど、なかなかタイミングが合わず、結局先週取りに行った。前回の申請書の控えや案内の番号(No.6721:これが重要)を見せると、10分ほどで処理が完了して、可愛い担当の人がカードを持ってきてくれた。嬉しい。

証明書の発行

この法務局印鑑カードを持っていれば、証明書発行は簡単だ。ATMのような自動申請書に印鑑カードを挿入して、IDが認証されたら、発行して欲しい証明書を選択すると、必要な費用が書かれたレシートのような紙が発行される。一枚なら600円だったので、その金額の収入印紙を購入して待っていると呼び出された。レシートのような紙と収入印紙を渡すと、指定された場所に貼るように指示があり、その通りにすると、証明書を手渡ししてくれた。上半分のイメージを添付する。なんだかちょっと嬉しい。

まとめ

今日は64歳の誕生日なので、個人事務所の登録についての振り返りをしてみた。個人事務所を登録するための最大のハードルは、所属する企業の許諾だったけど、事務的にはほぼ淡々と処理が進んだ。最大の難関は「営業の種類」だった。どのような事業を行うのかを決めて、それに近い者で、実績のあるワーディングを選択することがコツだ。受理されれば、1週間ほどで正式登録が完了する。初心を忘れず、社会的な課題解決に向けての地道な努力を進めていきたい。

以上

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

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