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2021年11月

縄文展では説明されない縄文人のミステリー、鬼界カルデラから逃避した縄文人はどこに向かったのか。

日曜夜のドラマ「日本沈没」を見ていると鬼界カルデラや縄文海進に襲われた当時を連想するのは自分だけだろうか。海抜が100mも上昇する恐怖は尋常ではない。日本は急峻な土地なので、全てが沈むわけではないが、中国の沿岸などは全面的に界面下に沈んだろう。高地に向かった典型はマチュピチュかもしれない。縄文時代はロマンの宝庫だ。

脳型情報処理機械論#9-1:自由エネルギー原理による知覚、行動、学習の統合

12月3日に予定している脳型情報処理機械論の第9回講義が今から楽しみだ。講師は北海道大学准教授の吉田正俊博士だ。難解な用語も何度も聞いているとなんとなく理解したような気になってくるが、まだまだ理解が浅い。事前に予習すればするほど、どんな講義になるのか今から楽しみだ。

脳型情報処理機械論8-2:幼児やロボットを用いた認知の仕組みの科学的研究

長井志恵特任教授の授業は完成度が高い。ネットで色々と裏をとっているとVIMEOでも動画を視聴できた。非常に丁寧に説明いただけるので外人学生も理解が深まったのではないだろうか。ただ、英語の理解力に難のある学生(=自分)のために日本語での理解を深めたものだけど、利他の心から、他の誰かにも参考になる部分があれば幸いだ。

情けは人のためならず:利他の心は生後7ヶ月から育まれる。

人は生まれながらに善なのか、悪なのか。実験によると困っている人を見た赤ちゃんは有意に利他的になるという。つまり、人は困難に直面すると助け合うようにプログラムされているのかもしれないし、利他的な心を持つ人が生き残ったのかもしれない。面白い研究だと思った。

未来対談:産業用ロボットの課題と未来への展望

産業用ロボットの現状と課題、さらに将来展望を対談する内容だった。ロボットフレンドリーがキーワードだった。ロボットに活躍してもらうには活躍できる仕組みを作り上げることが重要だ。また、競争と共創もキーワードだった。競い合う部分と共同の資産として利用し合う部分の兼ね合いを今後どうするかが普及の鍵を握るように感じた。

脳型情報処理機械論8-1:認知機能の発達と障害の予測コード化

脳型情報処理機械論の第8回講義の受講に向けて講師のプロファイルや研究テーマなどを調べてみた。人間の認知は、五感で感じる情報と、予測した情報の乖離を最小化するように人が行動するという予測学習のメカニズムに基づいて発達するという仮説を提唱して、成果を挙げている。素晴らしい。

日本の起源:沖縄とアイヌとインカを結ぶ縄算(キープ)が意味することはなんだろう。

沖縄とインカに藁算が残っていることは知っていたけど、アイヌにも同じような文化が残っているという。アイヌの人と沖縄の人は共通点が多い。並んでいたら、どっちがどっちか区別がつかないほどだ。そして、どちらも平和を愛して、自然を大切にする。縄文人の文化を色濃く残す。日本人が忘れてはいけない文化だと思う。